「2人ともヘトヘトになりました」岡田将生&中井貴一が、猛暑日に冬服で撮影した“言い合い”シーンを振り返る<ザ・トラベルナース>
主演・岡田将生×中井貴一の木曜ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)の第1話が10月17日に放送。民放公式テレビ配信サービス「TVer」では第1話の配信がスタート。それに合わせて、那須田歩役・岡田将生、九鬼静役・中井貴一のインタビューが到着。 【写真】TVerの看板を持ちほほえむ岡田将生と中井貴一 ■ザ・トラベルナース」とは… 2024年12月6日(金)に劇場版公開を控えた大ヒットドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(2012年~)の生みの親である脚本家・中園ミホが2022年、卓越した演技力を誇る岡田将生×中井貴一とタッグを組み、世に送り出した痛快医療ヒューマンドラマ。 医師でもなく、集団でもない…。フリーランス看護師としてさまざまな街を渡り歩く、名もなきトラベルナースたちが“卓越したスキル”と“生きる哲学”をもって患者とその家族、周囲の医療従事者をも救っていく人間ドラマ。世帯平均12.1%の高視聴率を記録(ビデオリサーチ調べ、関東地区)し、視聴者の心を大いに揺さぶった。 あれから2年、「ザ・トラベルナース」待望の続編が登場。今回、優秀だがプライドが高く感じの悪い那須田歩(岡田将生)と、物腰は柔らかいが大嘘つき(!?)の九鬼静(中井貴一)が雇われるのは、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。同院では前院長の汚職発覚を受け、働き方改革を中心とした組織変革に着手。ところが、この新院長(山崎育三郎)こそが“今シリーズ最大の敵”。やがて、歩&静は彼と対立していくことに。 はたして彼らの対立原因、そして新たな闘いの行方とは…。どんな荒波にも果敢に立ち向かっていく最強ナイチンゲール・コンビが活躍する。 ■第1話あらすじ(以下、ネタバレあり) 2022年ニューヨークの病院で、難病を患ったスーパーナース・九鬼の手術が無事終わり、そのまま現地で働いていたトラベルナース・那須。あれから2年が経ち、日本に帰国した歩は、新たな勤務先となる基幹病院「西東京総合病院」へ向かう。 その道中、おむすび店に立ち寄った歩の前で突然、やけに横柄な客・大田黒勝一が血痰を吐いて倒れた。 歩はすぐさま応急処置を行い、大田黒を西東京総合病院へ搬送。ところが、意識を取り戻した大田黒はなおも横柄な態度で「特別室へ運べ!」と要求し、外科医の神山直彦らを困惑させる。 というのも、実は大田黒は、つい先月まで同院で院長を務めていた人物。しかも、自身の汚職やパワハラが次々と明るみに出て、解任されていたのだった。コンプライアンス上、そんな人間を特別扱いするわけにはいかない。クリーンな組織変革を進める若きカリスマ新院長・薬師丸は、なんと大田黒を離島の分院に入院させるよう手配。大田黒は怒りをあらわに抵抗するが、結局そのまま追い出されてしまう。 一方、歩は偶然にも静と2年ぶりの再会を果たすことに。その矢先、分院に向かっていた大田黒がふたたび倒れてしまい…。 ■中井貴一「2人ともヘトヘトになりました」 ーー続編が決定したときの率直な感想からお聞かせください。 岡田:前回を制作していたときから、「続編をやれるようなドラマを作ろう」と意識していたので、こうやってキャスト、スタッフの皆さんとまた戻ってこられたことが純粋にうれしかったです。 中井:前作が想像以上の反響をいただき、多くの医療関係者の方から「見てますよ」と声をかけていただきました。そうした言葉をいただくと、演じた意味があるのかなと思うところもあります。続編をやるからには前作以上に面白くしないと意味がないので、「責任を持って頑張ろうか」とみんなで話していますし、個人的にもそう思っています。 ーーすでに撮影が始まっていますが、思い出深いエピソードを教えてください。 岡田:まだ撮影が始まって間もないので(※取材時)「あ~。こんな感じだったな」とちょうど思い出しながらやっているところですね。 中井: 僕が演じている那須田歩と中井さん演じる九鬼静さんの掛け合いは、前回もテンポ良くやっていたので「そうそう。このリズムで、このテンションで……」と思い出しながらやっていて、すごく楽しいですね。 ーー今作の第1話で、早速2人が言い合うシーンがありますよね。 岡田:そうですね。そのシーンが今作最初の撮影だったので、すごく疲れました。 中井: (笑)。 岡田:すごく疲れたけど(笑)、でも「帰ってきたな!」と肌で感じましたね。 中井: 普通、クランクインは軽いシーンから始めるのですが(笑)、今回は2人の長回しのシーンから始まったんです。今年の夏は暑かったですが、そんな中、半ば冬物の洋服を着用し、前作の感覚を思い出しながら、良い緊張感もあり、2人ともヘトヘトになりました(笑)。 ーーTVerでは過去作も配信中です。前作で印象的だったシーンや見どころは? 岡田:前作は、全話を通して歩のナースとしての成長が描かれています。その中でも、静さんが倒れてからの一連のシーンは、いまだに覚えていますね。静さんを思う歩の気持ちが溢れるシーンや、今までにはなかった彼を突き動かす“何か”が生まれるシーンなど、あのときの歩の姿がずっと記憶に残っています。 中井:「ザ・トラベルナース」は、一話ごとに楽しんでいただけるドラマです。それぞれの回にゲストが出演し、社会現象や時代の流れが入ったエピソードも多いのが特徴です。今回も、一話ごとに丹精込めて作っていきたいなと思っています。 ーーすでに第1話がTVerで配信中です。繰り返し見てほしいシーンはありますか? 岡田:それこそ歩と静さんの言い合いは、2人の関係性や性格の問題も含めて、あのシーンにすべてが集約されていると思うので(笑)、何回見ても面白いと思います。 中井: そのシーンは「気温が38度くらいの中であんな格好をして(厚着をして)撮っていたんだ、頑張ってるな~」と思っていただきながら、見てやってください。繰り返しご覧いただきたいですね。 岡田:(笑)。 ーーこれからご覧になる方、繰り返し見る方など、TVer視聴者に向けてメッセージをお願いします。 岡田:前回、男性のナースが少ない中で、このドラマをきっかけに「ナースになりたい」という声が増えたという話をお聞きしました。今回もナースに寄り添い、ナースという職業と真摯に向き合って作っていきたいと思っています。楽しく見ていただけるとうれしいです。 中井:「ザ・トラベルナース」に限らず、僕たちのやっている俳優の仕事は「こんなことはないだろう」というフィクションの世界を演じています。でも、医療行為にしても、何にしても、日常にある細かいことに関しては、なるべく「嘘をつかないこと」を大前提にこれからも撮影していこうと思っていますので、皆さんには「大きな嘘」「小さな真」を楽しんでドラマをご覧いただきたいです。よろしくお願いします。
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