ユニクロ、平和願う写真展 広島市中区で15日まで 車いすテニスの国枝さんが来場呼びかけ
カジュアル衣料販売のユニクロ(山口市)は9日、世界の平和を願う写真展を広島市中区基町のひろしまゲートパークで始めた。同社が寄付する国々での支援活動や人々の暮らしを15日まで紹介する。初日は、展示の音声ガイドを務めるプロ車いすテニス選手の国枝慎吾さん(40)が訪れた。 【写真】ユニクロ、平和願う写真展(計3枚) 世界的な写真家グループ「マグナム・フォト」の3人が撮影した63点を縦3メートル、横2メートルのパネルで展示した。ウクライナからルーマニアに避難した子どもたちが工作を楽しむ様子や、エチオピアの難民キャンプで井戸水をくむ家族などを切り取っている。 ユニクロは平和の願いをデザインしたTシャツの利益を国際的な団体に寄付し、難民の自立支援や児童婚の防止などに役立てている。支援現場の活動を伝えるため、世界10都市での写真展を初めて企画。国内では国際平和都市の広島市と、東京を選んだ。 ウクライナの子どもたちの写真のナレーションを担った国枝さんは「ダメージを受けても明るい子どもの表情が印象的。写真には難民支援の現状を伝える力がある」と来場を呼びかけた。午前8時~午後6時。無料。
中国新聞社