大活躍中! なでしこジャパン、クラブで絶好調な選手(3)バロンドールも狙える!? 日本史上最高レベルの才能
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)はパリ五輪前最後の選考の場となるスペイン遠征を行う。今回の遠征では、5月31日と6月3日にニュージーランド女子代表と試合を行う予定だ。今回は、スペイン遠征に臨むメンバーの中から、各クラブで絶好調な選手を紹介する。※海外クラブ所属の選手の成績は「Soccer Donna」、WEリーグクラブ所属の選手の成績は「WEリーグ公式サイト」を参照。
MF:長谷川唯(はせがわ・ゆい) 生年月日:1997年1月29日(27歳) 所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド) 今季リーグ成績:22試合0得点3アシスト イングランドの名門マンチェスター・シティに所属する長谷川唯は、日本女子サッカー史上最高のMFと言っても過言ではない。在籍2年目を迎えるマンCの主力として、アンカーのポジションからチームを支える。チームは今季得失点差で惜しくもチェルシーに優勝を譲ったものの、長谷川はチームの来季のUEFA女子チャンピオンズリーグ(女子CL)出場権獲得に貢献した。 もともとサイドハーフやトップ下でプレーしており、攻撃的なイメージの強い長谷川だが、マンCを率いるガレス・テイラー監督のもとではアンカーで起用され続けている。なでしこジャパンでもボランチやインサイドハーフでプレーすることが増え、チームの中心として支えている。 長谷川は2021年8月にACミランからウェストハム・ユナイテッドへ移籍。そこでの活躍が認められると、2022年9月にマンC加入となった。2大会連続でFIFA女子ワールドカップに出場し、2023年大会後の9月にはバロンドールの候補者30名にも入った。 長谷川は小柄な選手ながらも、類まれなテクニックと華麗な身のこなしでボールをキープできる。身体の大きな海外選手相手にも動じず、アンカーの位置で攻守に躍動する。また、チャンスとなれば前線に飛び出し、ドリブルで局面を打開。ミドルシュートも得意で、ゲームメイクのみならず、自らゴールを奪うことができる。女子CLや五輪、W杯で活躍することができれば、長谷川がバロンドールを手にする日も来るだろう。
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