「コンビニ弁当」を1年食べた人と「自作弁当」を1年食べた人では「1年間」のランチ費用はどれだけ異なるの?
忙しい社会人生活で時間がなく、便利で美味しいコンビニ弁当を利用している方も多いでしょう。1つあたり数百円程度で食事を賄えるため、コストパフォーマンスが高そうに思えますが、自炊の弁当と比較すると一般的には費用がかかるものです。今回は、コンビニ弁当と自作弁当の年間費用を検証します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
コンビニ弁当と自作弁当の費用目安
コンビニ各社が販売する弁当の価格を見てみると、およそ400円~600円のものが多いようです。商品によって内容やボリュームは異なるものの、弁当1つで済ませて飲み物を自宅で水やお茶を用意するなら、1食あたり500円前後で済ませられるでしょう。 一方、自作弁当の費用ですが、全国農業協同組合連合会が実施したアンケート調査によると、弁当1食あたりに200円~300円使うと答えた方が全体のおよそ29%で最多でした。また、理想の費用について300円までと答えた方が多数派のため、費用の目安は300円程度だと考えられます。 ■年間費用の差は3万6500円~10万9500円 コンビニ弁当と自作弁当を比較すると、1食あたり100円~300円の差で発生し、自作弁当が安いと分かります。これが1年間続いたときの費用を計算しましょう。1年間(365日)のランチにコンビニ弁当を買い続けた場合の費用は「400円~600円×365日」で14万6000円~21万9000円です。 自作弁当の場合「300円×365日」で10万9500円となります。その差は3万6500円~10万9500円です。ただしこれは、1食をコンビニ弁当1つのみで賄う場合の差です。例えば、食べ盛りの若い世代だと、コンビニ弁当1つではもの足りないと思う方は多いでしょう。弁当と一緒にレジの揚げ物やサンドイッチといった商品とセットで購入する方も珍しくありません。 女性でも、コンビニ弁当だけだと野菜が足りないと感じ、カップサラダを追加で買う方もいるでしょう。このように、コンビニ弁当の場合は別の食品を追加購入するケースもあるため、実際は自炊弁当よりも費用が高くつく可能性があります。 また自作弁当でも、必ずしも費用を300円に抑えられるとは限りません。たくさん食べる方で2段弁当にするなら費用はもっとかかると予想されます。また、高級食品やオーガニック食材にこだわれば、費用はあがります。基本はコンビニ弁当よりも安く済みますが、作り方次第ではコンビニ弁当の費用を超える可能性がある点に留意してください。