歩行者を威嚇 攻撃するカラスも ヒナの巣立ちがピーク 身を守る対策は? 北海道
STVニュース北海道
道を歩いていてカラスに攻撃されたという方も多いのではないでしょうか? 今年は特に襲われるのが多いのでは、という声も寄せられるているのですが、なぜカラスに襲われて、身を守るためにはどうしたらよいのでしょうか? カラスが木の上から男性の頭すれすれのところを飛んでいき、さらにー つがいでしょうか、別のカラスも男性を威嚇していました。 (山岡記者)「札幌市の中心部で非常に人通りの多い場所ですが、あちらにカラスの巣のようなものが見えます」 何かを警戒するように周辺を見回してみたり、ビルの隙間からひょっこりと顔を出して様子をうかがってみたり、存在感抜群です。 カラスにひやりとさせられた経験がある人は多いようでー (襲われた経験がある人)「一人でいるときに襲われる。なるべく空を見上げてカラスのいないところを歩くようにしています」 (襲われた経験がない人)「前は犬の散歩をしていると逃げていたのが、最近は犬を狙ってきますね」 今月に入り、札幌市環境局に寄せられたカラスに関する相談は急増していますが、実は件数は例年通りだといいます。 毎年この時期にカラスの被害が出始めるのです。 (宇佐美記者)「女性の頭をめがけてカラスが飛んできました」 (宇佐美記者)「男性に向かってカラスが飛んでいきます。危ないです」 6月はカラスのヒナが巣立ちをする時期。 ヒナを守ろうとする親カラスが、巣の近くを通る人に対して攻撃的な行動をとっているのです。 では、襲われないようにするにはどうすればいいのでしょうか? 生態に詳しい専門家に対処方法を聞きました。 (札幌カラス研究会 中村眞樹子さん)「傘をさしたりとか、腕をまっすぐ上げて動かさないで、ゆっくり走らないで通れば。そういうのをやると頭を蹴られないで済む。カラスが人を襲うのは本能なのでやめさせることができない。人の方でできる防御をすれば大丈夫」 7月の上旬ごろまでがヒナの巣立ちのピークなので、まだもうしばらく注意が必要です。