結成20周年『ゴールデンボンバー』 エアーバンドになったワケ「ずっと半音ずれて弾いてた」
2024年、結成20周年を迎えるヴィジュアル系エアーバンド『ゴールデンボンバー』にインタビュー。エアーバンドとして活動しようと思った経緯や、パフォーマンスに対する思いについて聞きました。 【動画】ゴールデンボンバーにロングインタビュー 結成20周年を振り返る
ボーカルの鬼龍院翔さん(39)を中心に2004年に結成した『ゴールデンボンバー』。鬼龍院さん、喜矢武豊さん(39)、歌広場淳さん(38)、樽美酒研二さん(43)の4人組ヴィジュアル系エアーバンドです。 代表曲は2009年に発売した『女々しくて』。この楽曲で紅白歌合戦に4年連続で出場するなど大ブレイクしました。 演奏しないバンド、さらに独自のライブパフォーマンスなど、斬新なアイデアで話題となってきたゴールデンボンバー。鬼龍院さんは、アイデアの根源について「人がやっていることが嫌いで、人がやってないことが好きで、おもしろいかどうかよりも、人がやっていないことがまず優先なんですよ」と、明かしました。
■『女々しくて』 カラオケでも大ヒット
――カラオケに行って1曲目に絶対入れてました。最後にも入れてました。 歌広場:そうすると、いくらくらいになるんですか? 鬼龍院:4円ですね。(カラオケで1曲入ると)1回2円なんで。私に入ってくる印税の話でございます。 ――いまだに? 鬼龍院:いまだに結構普通に暮らせるくらいは頂きますね。いっぱい税金払うようになりましたね。
■ゴールデンボンバー最大の特徴『エアーバンド』
バンドなのに楽器を一切演奏しないという斬新なスタイルは当時、話題となりました。“エアーバンド”として活動していくことを決めた理由について、メンバーの演奏にこんな問題があったといいます。 ――どこからエアーバンドの道に? 鬼龍院:ギターの喜矢武さんは、最初からいて(ギターを)弾いてもらっていたんですけど、まぁなんか話がおかしいなって思うことが多々あったんですよ。音楽面で。でもやっぱ一番決定的なのは、その日のライブを通してずっと半音ずれて弾いていたとき。 樽美酒:ハハハ!(笑) 喜矢武:ざっくり簡単に言うと、僕のギターが下手すぎた。そういう理由ですね。 また、演奏ができない分、特に力をいれているのが個性あふれるライブ演出。曲の間奏パフォーマンスでは、スイカの早食いやステージ上で突如溶接を始めるなど、音楽ライブとは思えない奇抜なパフォーマンスで観客を盛り上げています。