君島十和子さんの華麗すぎる愛車遍歴初公開! 結婚、出産を経てたどり着いた2ドアクーペとは
「運転って楽しいな」と、思えたベントレー
CLKのあと、Eクラスをはじめとする何台かのメルセデス・ベンツを愛用してから、君島さんはベントレー・コンチネンタルGTを乗るようになる。 「撮影用にご用意いただいたコンチネンタルGTCも、濃いネイビーに青いラインが入っていたり、インテリアにもブルーをあしらっていたり、コーディネートにこだわっていますが、わが家のコンチネンタルGTも(ディーラーと)相談をしながら決めました。まずボディカラーはパールホワイトの真っ白でもなければ冷蔵庫みたいな白でもない、陶器のように光の加減によってフワッと柔らかく見える白でした。ホワイトにもいろいろな種類があることを学びましたね。外観とインテリアのコントラストを楽しまれる方もいらっしゃると思うんですが、私はインテリアも白。ダッシュボードだけは白だと光を反射して見えにくくなるというアドバイスを受けてネイビーにしました。そうそう、カーペットもホワイト系にしたので、公園で遊んだ子どもが乗り込む時には、土足禁止にしたくなりました(笑)」 ベントレーのようなクルマは、乗って楽しむことはもちろん、自分好みの1台に仕立てるという楽しみ方もあるのだ。 「細かいところまでリクエストしたので、日本に届くまで少し時間がかかりました。でも、待つ時間も楽しいものでした」 では、コンチネンタルGTに乗ってみた感想はどのようなものだったのだろう。 「天井も低いし、快適か? と、いえばそうではないんですけれど、クルマとの一体感が忘れられないですね。12気筒エンジンだったのでスポーティな音がするんですが、走り出すとすごく軽やかで、道路の凸凹を感じさせずに滑らかに走ったこともよく覚えています。フワッとした浮遊感があって、『運転って楽しいな』と、私は運転が好きだなと思いました。下の子どもがまだ小さかったので会話をしながら一緒に乗った楽しい思い出もありますが、自分ひとりで乗るのもすごく好きでした」 撮影用のコンチネンタルGTCの内外装を確認しながら、君島さんは「私が乗っていたものよりスポーティでスタイリッシュになっていますが、雰囲気のよさは共通していますね」という感想を口にした。 「メルセデスからベントレーに乗り換えた時に、ベントレーのほうが好みだなぁ、と、思いました。メルセデスはハンドルから手を放しても真っ直ぐ走ってくれそうでしたが、ベントレーは自分が操縦しないとどこかへ行っちゃいそうな感じがすます。そういう、自分が操作している実感を持てるところも、コンチネンタルGTの魅力でした」 そして撮影用のネイビーのコンチネンタルGTCの運転席に座った君島さんは、「いつかもう一度、このクルマに乗ってみたいかもしれない」と、つぶやいた。 君島さんのエレガントなたたずまいは、ベントレーと一体化しているように見える。 後編となる次回は、こんなに好きだったベントレーとの別れから、いま興味があるクルマなどを綴る。
【プロフィール】君島十和子(きみじまとわこ)
1966年東京都生まれ。FTCクリエイティブディレクター、美容家。雑誌の専属モデルや女優として活躍後、結婚を機に芸能界を引退。その後、美容への意識の高さから多くのメディアで取り上げられる。現在はテレビや雑誌などにくわえ、自身のSNSでもさまざまな情報を発信する。 文・サトータケシ 写真・安井宏充(Weekend.) ヘア&メイク・冨沢ノボル スタイリング・間山雄紀(M0) 編集・稲垣邦康(GQ) 撮影協力・鳩山会館