姿勢が後傾している|お悩み別ランニングフォーム改善トレーニング集
姿勢が後傾している|お悩み別ランニングフォーム改善トレーニング集
プロのコーチが読者ランナーのフォームをチェックし改善メニューを提案してきたRunning Styleの好評連載企画から、よくあるお悩み別に改善メニューをまとめてみました。あなたのフォームとそっくりな読者ランナーが見つかるかも? メニューを参考にフォームを改善して、快適ランを手に入れましょう! 今回のテーマは「後傾姿勢」。理想的なフォームは適度な前傾姿勢なのですが、上体や骨盤が後傾してしまうと効率が悪くなり故障も起きやすくなります。原因を確認して適切な方法で改善していきましょう。
チャレンジャー根本高志さんのケース
ほぼ毎日トレーニングに取り組んでおり、家族でランニングを楽しんでいるという根本さん。サブスリー達成を目標に、今回フォームの見直しを決意しました。真鍋コーチのフォームチェックでは、アゴが上がってしまうクセの影響で上体が後傾している点が指摘されました。前傾姿勢を支える体幹への意識づけをしていきます。
【フォーム改善1】前傾姿勢を保ち続ける
前傾姿勢を意識づけるためのエクササイズ。頭の上から、足の先まで一本の棒が通っているイメージで、前傾姿勢をとります。その場で、脚を10回リズミカルに引き上げたら、そのまま前方へ走り抜けます。このとき、体幹に力を入れていないと、走り出しの瞬間に姿勢が崩れてしまうので注意しましょう。
【フォーム改善2】クランチで体幹強化
まずヒザをついた状態でフォームをつくります。おへそから引き上げる意識で、体全体を持ち上げて、頭の先から足先までを一直線に20秒保持。ここから、さらに片脚を引き上げて10秒間キープしましょう。左右それぞれ行なったら、最後に両脚をつけて20秒間。キツくなってから腰が落ちないように注意しましょう。 ▼さらに詳しい根本さんのフォーム改善エクササイズはこちら 。
チャレンジャー小林香織さんのケース
サブ4を目指して週3~4回のトレーニングに取り組んでいる小林さん。東京マラソンでレースデビューして以来、大会にも積極的に参加しています。長く走っているとヒザの外側(腸頸靭帯)が痛むのが悩みなのだそう。後傾した骨盤のためにヒザの角度が小さくなりヒザへの負担を大きくしてしまっています。改善ドリルでは体幹を強化して、前傾姿勢をつかんでいきます。