「ティフってる」「つらいパー」石川遼がピンマイクに乗せた“セルフ解説”
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 初日(19日)◇有馬ロイヤルGC ロイヤルコース(兵庫)◇7100yd(パー72)◇晴れ(観衆1212人) 【画像】岩崎亜久竜の“ギャンブルショット”隙間はわずか1.5m 「つらいパーでした…」――。思わずくすりと笑ってしまいそうな実感たっぷりのひと言で、石川遼の今季3度目となるピンマイクを装着してのプレーが終わった。 6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」、8月「KBCオーガスタ」に続く3度目の試みは18番の1ホール限定。大会を主催するパナソニックのリアルタイム音声配信サービス「CHEERPHONE(チアホン)」を活用し、会場内のQRコードを読み込むことで来場したギャラリーは“解説”を聞きながらリアルに観戦することができた。
「(苦しい時に)ポロッと本音が出たりっていうところが、面白いとも思っている」と話す通り、右ラフからのセカンドのライを確認して漏れた「ティフってる…」というガッカリ感あふれる造語。初めて聞いても、ティフトンが混じるラフの難しさが何となく伝わってくるから不思議だ。 佐藤賢和キャディが返した「ホンダクラシックみたい」という言葉の意味を即座に理解できた人は、なかなかのPGAツアー通かも。ツアー屈指の難コースで知られるフロリダ州PGAナショナルリゾート開催の「ホンダクラシック(現コグニザントクラシック)」を引き合いに出すほどタフな状況から、何とか1パットでパーを拾って大きく息を吐いた。
今回は3度目にして初めて石川以外の5選手もピンマイクを装着。登録者36.7万人のYouTubeチャンネルを持つ堀川未来夢の流れるようなセルフ解説、「おじさんのひとりごとみたいな形もあっていいでしょう」と笑って話し始めた谷原秀人の飾らないトークなど、それぞれの色が出るから面白い。
2日目は堀川、谷原、阿久津未来也、杉本エリックの4人が初日から継続し、平田憲聖と小木曽喬が新たにトライ。9番ホール限定で実施する。(神戸市北区/亀山泰宏)