「運が必要なんです今は(笑)」 飛距離はきょうもバツグン! 笹生優花は4戦ぶり決勝でさらに浮上
<クローガー・クイーンシティ選手権 3日目◇21日◇TPCリバーズ・ベンド(米オハイオ州)◇6705ヤード・パー72> 音もえぐい! 笹生優花のドライバースイングがかっこいい!【動画】 前日に「65」をたたき出し、4試合ぶりの決勝ラウンドにたどり着いた笹生優花。その表情は「ひさしぶりにみんなと4日間いられる。まだ終わってないけど(笑)」と明るい。 ひさびさにコースで迎える土曜日も、6バーディ・3ボギーの「69」と伸ばした。トータルスコアも9アンダーになり、順位も19位タイに浮上。それでも「きょうはあまりショットがよくなかったからチャンスに全然ついてない」と、内容はうなずけるものではなかった。 3番、6番のボギーはティショットをラフに外したことから始まったもの。7番のバーディは、グリーン奥からのバンカーショットを直接決めたものだ。それでも「楽しくラウンドはできています」と、いつもと同じ気持ちで臨めている。 2日目に314ヤードを記録したドライビングディスタンスについては、この日も297.5ヤードと高水準をキープ。とにかく飛んでいる印象も残すが、本人は「みんな飛んでるんじゃないですか? 暑いですし、(地面が)乾いてますし」と、特に気にもとめていない様子。ランが出やすいコンディションをその要因と考えるが、この日も4つあるパー5で3つバーディを奪いきっちりスコアも稼ぎ出している。 警戒しているのは、回る風。「そのジャッジがここのコースは難しい」と細心の注意を払っている。距離が残るセカンドでも、短めの番手を握り、“手前から”を徹底。「グリーンも硬いし、グリーンギリギリに落としている。だからそんなに距離は出てないですね」。こうしてバーディの糸口を見つけ出している。 「もちろんいい順位、いいプレーで終わりたい。でもまずはやることに集中して。それができて運もあれば結果はついてくる。。運が必要なんです今は(笑)」。6月の「全米女子オープン」制覇以降、なかなかエンジンがあたたまらなかったが、ここでペダルをもうひと踏み。秋の陣につながる結果を残したい。