松山英樹 “初代王者”に意欲「2025年大会で勝つことが目標」 米男子ツアー来年日本で新規開催
◇米男子ツアー 日本で新規大会「ベイカレント・クラシック」を来年開催 ツアー通算10勝の松山英樹(32=LEXUS)が初代王者戴冠を宣言した。米男子ツアー(PGA)は11日、日本で新規大会「ベイカレント・クラシック」を来年開催すると発表。会見に参加した松山はマイクを手に「日本人選手代表として勝てるように頑張りたい。2025年大会で勝つことが目標」と力を込めた。 大会は今年で6年契約が満了した日本初の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップと同じく秋季シリーズの一つとして開催される。冠スポンサーとしてコンサルティングのベイカレントと複数年契約。日本ゴルフツアー機構と共催で72ホール予選落ちなしで争う。 会場となる神奈川・横浜CCは松山にとってプライベートで何度も回ったコース。「グリーン周りに特徴があって傾斜が強い。それでも20アンダーはいくと思う。それがPGAツアーのレベルの高さ」と、早くも試合展開を頭に思い描いた。 そして何より強調したのは日本開催の意義。「ゴルフを頑張ろうとしているジュニアにも凄く影響があるはず」。その思いを胸に、ZOZOチャンピオンシップでも21年に優勝した。「日本人として、もう一度勝ちたい気持ちも強い」。国内で唯一開催される世界最高峰のツアー。今度は横浜でトロフィーを掲げる。 ≪星野&大西ら日本勢4人参戦≫会見には来季から米ツアーに挑む星野陸也と大西魁斗も出席した。今季欧州ツアーポイントランク上位の資格で出場権を得た星野は「ゴルフを始めたときから目指してきたところ。優勝を目指して1年間やり切りたい」と語った。大西は米下部ツアーから昇格を勝ち取った。「ここはスタート地点。活躍しないと戻ることになるので、ベストを尽くして頑張る」と気を引き締めた。今季1年目だった久常涼を含め、25年は日本勢4人が参戦する。