センバツ高校野球 埼玉・滑川総合高書道部 全力プレー願い揮毫 明秀日立など3校プラカード /茨城
「書の甲子園」の愛称で知られる「第30回国際高校生選抜書展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)で、全国準優勝と北関東地区優勝した滑川総合高校(埼玉県滑川町)の書道部員が、3月18日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する第94回選抜高校野球大会の開会式で使われるプラカードの校名を揮毫(きごう)した。部員が「心を込めて筆を握り、参加選手の活躍を祈った」というプラカードは開会式の入場行進で掲げられ、各校を先導する。 担当したのは明秀日立、浦和学院(埼玉)、山梨学院(山梨)の3校。選抜高校野球大会では、第80回記念大会(2008年)から書の甲子園の地区優勝校にプラカード用の参加校名の揮毫を依頼してきた。 筆を握ったのはいずれも1年生。2月上旬から取り組み、10日間ほどで仕上げた。明秀日立を担当した鈴木美佳さん(16)は「コロナ禍の中でも甲子園で全力を出す選手らの活躍を願う思いを筆にのせて力強く書きました。プラカードの校名に込めた思いが伝わってほしい」と語った。【仲村隆】