ひと手間で顔に立体感、肌をきれいに見せよう 岡野瑞恵さんがアドバイス
【＆w連載】AG女子のテキトー美容『叱られ塾』
Aging Gracefullyプロジェクトのイベントに参加した40代50代（AG世代）の女性に「最も関心があるテーマ」を聞くと、上位二つには必ず「美容」と「健康」が入ります。 【画像】もっと写真を見る（3枚） 多くの女性タレントや俳優たちから指名される、人気のヘア＆メイクアップアーティスト、岡野瑞恵さんもAG世代の一人です。著書の『大人のMake Book』（ワニブックス）では、石田ゆり子さんがモデルを務めています。 若い頃からメイクや美容にあまり気をつかってこなかったAging Gracefullyプロジェクト編集長が専門家に「叱られ」ながら学んでいく「AG女子のテキトー美容『叱られ塾』」では、ベースメイク、チーク、肌をきれいに見せる、という三つのテーマについて、岡野さんにZoomでたっぷり「叱って」いただきました。3回目は、「肌をきれいに見せるコツ」です。
毛穴にのせて肌の質感を整える
岡野さんは『大人のMake Book』で、ベースメイクや仕込みチークの後、フェースパウダーやコンシーラーで肌を整える方法を説明しています。ずぼらな身としては、正直なところ、そんなにたくさん重ねないといけないのか、と思ってしまうのですが……。 「手を抜いたらダメですよ。毛穴は年齢と共に老化して垂れて、縦長っぽくなっていくので、ひと手間かけてあげましょう」 ……はい。いつも「叱って」いただいて、ありがとうございます。フェースパウダーをつけると、どんな良いことがあるのでしょうか？ 「肌がきれいに見えます。フェースパウダーも優秀なものが多いので、毛穴の目立つ小鼻や、特に毛穴が流れている小鼻の脇のほお周辺にのせると、肌の質感がきれいに整います」 フェースパウダーは顔であぶらの多い部分にのせる、というイメージでしょうか？ これまではなんとなく顔全体にパタパタとはたいていました。 「メイクが一番崩れやすいのは、Tゾーンです。特に年齢を重ねてくると、小鼻の脇とTゾーンの毛穴が目立ちます。AG世代はまず、この部分にパフで軽くもみ込み、なじませて、のせてあげましょう。そこで余ったものをフェースラインにつなげて、なじませていくイメージですね」 シミなどを隠すコンシーラーにはリキッドタイプやスティックタイプがありますが、AG世代におすすめのものはありますか？ 「目の下のくまや肌の色ムラ、シミが目立ってくる年代なので、私はコンシーラーのパレットをおすすめします。肌の色に合わせて、何色か混ぜて使います。ただ、コンシーラーも優秀なものがたくさん出ているので、色が合うものをひとつ決められるのであれば、その一色でいけます。リキッドタイプだとつけ過ぎてしまうことがあるので、おすすめは、『クレ・ド・ポー ボーテ』や『CHANEL』（シャネル）のスティックタイプ。薄づきで軽くて、ほどよくカバーできます」
