検査したら“コロナだった”も多く…猛暑が続いたお盆明けの『夏バテ』専門家が指摘する夏野菜の大切さ
8月19日も暑い1日となりました。岐阜県飛騨市神岡では、最高気温35.3℃と猛暑日になり、名古屋の最高気温は33.9℃で、猛暑日は25日連続で途切れそうですが、暑さは続いています。2024年のお盆休みは長かったことで、休み明けの「夏バテ」も心配されています。 【動画で見る】検査したら“コロナだった”も多く…猛暑が続いたお盆明けの『夏バテ』専門家が指摘する夏野菜の大切さ お盆休みが明け、街ではこんな声が聞かれました。 街の人ら: 「土曜日に甲子園に行ってたんですけど、暑さで倒れそうになりながら。(疲れは)ちょっと残っています」 「仕事にちょっと行きたくないなとか、仕事中も体が重たいなとかはありましたね」 「夜寝る時にエアコンをつけて寝て、朝からかなり暑いので、寒暖差というか温度差がなかなかしんどいです」 2024年は10日から9連休というところも多く、長いお盆休みとなりました。心配なのは休み明けの「夏バテ」です。名古屋市南区のクリニックで話を聞きました。 はざま医院の伊藤伸介院長: 「体の方が体力低下しているのに同じ効率で働こうとすれば、疲れは余計高まる。仕事があるからと無理に早く寝なきゃいけないと思って布団に入っても、元の朝型のリズムが戻ってきていないと、睡眠が浅ければ翌日に疲れが残ったりする」 また「だるさ」や「食欲がない」といった症状は、新型コロナとも似ているといいます。 伊藤伸介院長: 「夏バテだと思っていたら、実はコロナだということが多いんですよ。(検査の)反応もないし風邪症状もかすかだとなれば、『夏バテですね』と」 お盆明けの夏バテをどう防ぐのか。食欲が落ちる夏も、たんぱく質やビタミンなどを効率よく摂ることが大切と専門家は指摘します。 名古屋文理大学短期大学部の佐藤生一名誉教授: 「トマト、オクラ、ナス、カボチャ、ピーマン、こういったものが適していると思います。ビタミンCもありますし抗酸化作用がありますので、いわゆる夏野菜が夏バテ防止に役立つ野菜だと思います」 おススメは、豚肉を使った夏野菜カレーです。豚肉には疲労回復の効果があるビタミンB1が豊富に含まれ、さらに夏野菜のビタミン・ミネラルが加わり、この時期にぴったりです。 佐藤名誉教授: 「肉、魚、大豆製品といったものを十分にとってほしい。3食の食事をきちんととることが基本的なことです」