台湾・台南の三井アウトレット 第2期開発計画が着工 競争さらに激化へ
(台北中央社)三井不動産は2日、南部・台南市にある「三井アウトレットパーク 台南」の第2期開発計画に着手することを決定したと明らかにした。開業は2025年を予定している。南部では今後、4カ所のアウトレットモールが林立する見込みで、激しい競争が展開されるとみられている。 第1期は22年に開業した。第2期開業後の店舗数は現在よりも約50店舗多い計約240店舗になる予定で、売り上げは昨年の約46億台湾元(約220億円)よりも多い50億元(約240億円)突破を見込む。 この日行われた着工式で黄偉哲(こういてつ)台南市長は、台南経済発展のもう一つのエンジンとして、消費の増加と生活機能の向上に寄与することを望むとした。 南部では高雄市に台湾企業が手掛ける義大アウトレットモールとデパートの新光三越が運営するSKMパークアウトレットがあり、それぞれがしのぎを削っている。また嘉義県にも台湾のホテルなどが出資したグロリアアウトレット(華泰名品城)が進出する予定で、第1期が28年の開業を目指している。 (何秀玲/編集:齊藤啓介)