スポーツ賭博の代償…出場停止処分を受けたサッカー選手たちとは?
■DFキーラン・トリッピアー
ニューカッスルのDFキーラン・トリッピアー(33歳)も賭博関連で出場停止処分を受けたことがある。高精度の右足でイングランド代表でも活躍するようになった右サイドバックは、2019年にトッテナムからアトレティコ・マドリードする際、事前に移籍情報をメッセンジャーアプリで友人に伝えてしまった。その情報を手にした友人がトリッピアーの移籍にベットしたのだ。トリッピアーには罪の意識はなかったようだが、友人から「アトレティコ・マドリードは6倍」とメッセージを貰うと、笑う絵文字を返していた。その後も何度かやり取りをしており、友人から「大金を賭けるべき?」と聞かれると「そうしたいなら、しなよ」と返した。 こういったやりとりがイングランドサッカー協会の賭博規定の違反となり、アトレティコ・マドリードでレギュラーとして活躍していた2020年12月に7万ポンド(約1300万円)の罰金処分と10週間の出場停止処分を言い渡され、チャンピオンズリーグ16強のチェルシー戦などを欠場した。
■その他
現役時代に問題児として知られていた元マンチェスター・シティのMFジョーイ・バートンは、10年間で1260件もサッカー賭博を行っており、2017年に18か月間の活動停止処分を受けた。現在ルートン・タウンに所属する元イングランド代表MFアンドロス・タウンゼント(32歳)も、若い頃に自身も出場していた大会で賭けを行い、サッカー協会の賭博規定を違反して1カ月の活動停止処分を受けたことがある。 チェルシーやリヴァプールなどで活躍した元イングランド代表FWダニエル・スタリッジも、リヴァプールに所属していた2018年にセビージャへの移籍の可能性があることを身内に明かし、兄弟が移籍についてベットしていた。結局、移籍はまとまらなかったが、その一件で2020年に2週間の活動停止処分を受けている。 (記事/Footmedia)
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