【不登校児30万人の衝撃!】「いいのよ、学校なんて行かなくても」と親に言わせる学校教育の実状。「いじめ」ではない、今、学校内で起きている不登校の原因とは
子供たちが不登校になる理由が複雑化していることをご存知だろうか。「不登校」になった原因について「自分でも理由がよくわからない」と答える子供が増えているという。 「 そっちが避けるのが当たり前…だと! 」まるでゾンビなスマホ釘づけ族が最悪!いい大人が駅のホームでノロノロ歩いてまで観たいものって一体、何ですか? 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、不登校の現状についてこう語る。 「過去5年、不登校数は増加の一途をたどり、ついに30万人に達したとされます。小学校では約60人に1人、中学校では約17人に1人が不登校になっているそうです。 しかも、不登校の理由としてまず連想される「いじめ」が、現在ではわずか0.3%(文科省調べ/2023年度発表)にまで低下しています。 では、何か原因で不登校になっているのか? そこを大人が解決していくことが課題です」 ・・・・・・・・・・・・・・・ 今回は、お子さんの不登校の理由に「対応のしようがない」「納得できない」と話す40代の女性から話を聞いた。 「うちの娘は小学校5年生です。去年の秋頃から不登校になりました」 こう話し始めたのは瀬尾たまきさん(仮名/40代)。小学5年と中学1年の女児を育てる個人事業主だ。現在、不登校になっている次女は学区外の学習塾へ通い、学業はおろそかにしていないものの家でばかり過ごしているという。 「去年の同じクラスにはもう1人不登校の子がいました。その子は少し多動が見られるとのことで、いわゆる『チャイム着席運動』が苦痛で学校に来られなくなったと聞きました」 始業チャイムを合図にして着席しましょうという「チャイム着席運動」。 学校側が規律を徹底するために作った運動で、「全員座るまで、何秒かかった」「何人が着席できていなかった」とできなかった生徒を、帰りの会等で、名指しで非難したりする。 チャイムが鳴ったら着席するという一見簡単な行動に思われるが、これができずに叱られて休みがちになっているお子さんは実際に多いのだそう。 「チャイムが鳴っても着席しないであちこち歩き回ってしまう子は複数人います。中にはそのことをとがめられて、暴れる子もいるということです」 また、娘さんによれば、給食の時間がイヤで不登校になっている子もいるらしい。 「クラス対抗で残食量を競う、いわゆる『残食ゼロ運動』。偏食が多い子は、ツラくて学校に行けなくなるそうです。不登校は、そういったお子さんが増えているのでしょうか」 文部科学省が2022年に発表したデータ(記者調べで最新)によれば、通常学級に籍を置く児童のうち、発達障害の可能性がある児童は約10.4%とされる。こうした子供の中には、深刻な偏食や、食に対する独特な苦手意識を持つ子も多いという。 「ある子は、絶対に食べたくない食材を『できる範囲でいいから頑張って食べようね』と粘り強く指導され、イヤになってしまったと聞いています」 一方、現在中学1年生のたまきさんの長女は問題なく学校に通っているが、同じ学校には不登校児が複数名いるらしい。 「体育の授業のチーム競技がイヤで学校に来られなくなった、という子がいますが、その子は長女の幼なじみなんです」 その子は、幼い頃から団体行動が苦手な印象があったという。 「体育の授業がきっかけで不登校になった子のお母さんと、ちょっと前にスーパーでばったり会って立ち話をしたんです」 子供のことで悩むよね、とお互いの子供の話になったというお二人。
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