恋人との愛情表現どうしてる? ストレートに伝えられない心理を紹介
お互いの気持ちが確認できる
また、愛情表現をすることによって、自分の気持ちを自覚することにも。愛情表現によってお互いの気持ちを確かめることで、より信頼関係が築けたり、2人の関係が長期になっても、マンネリ化せず、より深い関係を築くことにも。愛し愛されていることを実感することで、さらに相手を思いやったり、愛情表現を続けることにもつながるはず。
“愛情ホルモン”オキシトシンの作用も!
また、こういった感情的なメリットに加え、身体的なメリットも。手をつないだり、ハグしたり、セックスしたりといった身体的な接触は、“愛情ホルモン”とも呼ばれるオキシトシンの分泌を促進する。オックスフォード大学出版局に掲載された、パートナーとの身体的接触に関する研究によると、オキシトシンの分泌によって、睡眠の改善やストレスの軽減、血圧の低下などにはたらきかけ、全体的に穏やかな感覚がもたらされるとのこと。
ケンカのストレスも軽減する⁉
また愛情表現は、ケンカ中のストレスも軽減するという研究も。カップルの喧嘩中の行動と、“ストレスホルモン”と呼ばれるコルチゾールの関係について調べた研究によると、対立した話し合いの間に、愛情表現やユーモアを含めた肯定的な行動をとったカップルは、反論やイライラといった否定的な行動をとったカップルに比べコルチゾールの分泌が抑えられ、より健康的な数値を示したそう。
愛情表現をためらってしまう理由とは?
このように気分を安定させたり、健康上のメリットもある万能薬のような愛情表現だけれど、学校や仕事など日々の忙しさに追われ、つい後回しになってしまうことも。交際したばかりであれば、重いと思われるのは嫌だし、付き合いが長ければ、わざわざ必要ないような気になってきたりと、愛情表現のタイミングや方法もなかなか難しい。実際に、カップル間の愛情表現の頻度について調査した研究によると、カップルは1週間に平均で5回、パートナーへの愛情表現を渋っているという調査結果も。
「自分のほうが重くなりたくない」
同調査は、36人を対象に、1週間にわたってパートナーに対して愛情表現をためらった回数を記録したもの。被験者がパートナーに対して愛情表現をしなかった理由は、様々なものが挙げられたけれど、最も多かったのは「自分が相手に依存していると思われないため」、「自分が愛に飢えていると思われないようにするため」というもの。 そういった駆け引きによって関係が悪化してしまっては本末転倒だけれど、不安を抱えやすい恋愛関係では、実は陥りがちなこと。どちらの愛情のほうが大きいかというバランスを気にしてしまったり、愛情表現の出し惜しみが発生してしまうもよう。