当初計画から1年遅れに…能登半島地震で護岸に被害出た富山市松川の復旧工事 想定の工法使えず工期延長へ
富山テレビ放送
能登半島地震で被害が出た桜の名所、富山市松川の護岸復旧工事が、当初の計画から1年遅れ、2027年3月に完了する見通しとなりました。 これは、11日の県議会の委員会で川を管理する県が明らかにしたものです。 県は、能登半島地震で、護岸が崩れるなどの被害が出た松川のおよそ700メートルの区間で、復旧工事を行っていて、当初の計画では、再来年、2026年3月までの完了を予定していました。 しかし、県警本部南側から市役所南側にかけての3つの区間の川底で玉石の硬い層が見つかり、金属の板を打ち込んで水の浸入を防ぐ工法が行えなくなったことから、工事の完了時期が、1年延び2027年3月となる見通しとなりました。 県は、大型の土のうを積み上げる工法への変更を検討していて、今月末まで試験施工を行うことにしています。 県によりますと、復旧工事に伴い全体で21本のサクラを伐採することにしていますが、今のところ、工法の変更に伴う追加の伐採はない見込みです。
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