【日本代表】W杯出場に王手の森保ジャパン 〝最速決定〟なら若手を抜てきへ
日本代表の森保一監督(57)が20日、成田空港に帰国した。 19日に行われた北中米W杯アジア最終予選の中国戦では、会場となったアモイ白鷺体育場のピッチ幅が国際サッカー連盟(FIFA)の推奨サイズである68メートルより両サイドとも狭く設定されて物議を醸した。指揮官は「ピッチ幅が狭いことは分かっていた」としつつも「練習ではあるけど、公式戦では初めてだった」と中国側のまさかの〝作戦〟に驚きの様子だった。 今後は「幕張で通常業務に戻って視察も行う」と語り、さっそく23日に行われる天皇杯決勝のG大阪―神戸戦(国立)を視察する予定だ。 森保ジャパンは11月のアウェー2連戦も連勝で乗り越え、8大会連続のW杯出場に王手。次戦となる来年3月20日のバーレーン戦(埼玉)で日本代表史上最速のW杯出場を決めれば、以降は〝消化試合〟となりW杯へ向けて早々に強化へと切り替えられる。 そこで注目されるのが新戦力、特に伸び盛りの若手の抜てきだ。以前から森保監督は「もうひとサイクル、若い世代でW杯の舞台を戦ってくれる選手たちに変えていかないといけない」と語るなど若手の登用に積極的だ。 近々では、能力を高く評価するMF松木玖生(21=ギョズテペ)やDFチェイス・アンリ(20=シュツットガルト)らが海外で結果を出しており候補になる。さらに伸びしろを考えれば10代で急成長しそうな逸材も見逃せない。協会関係者が「情報は共有されている」とするFW高岡伶颯(17=日章学園)やFW名和田我空(18=神村学園)ら〝スーパー高校生〟も今後の活躍次第で本番へ間に合う可能性もある。 本大会まで残り約1年7か月。森保ジャパンにどんな新星が台頭するのか楽しみだ。
渡辺卓幸