星野リゾート関連会社など建設予定のホテルが完成遅れ見込み 福井県立恐竜博物館周辺で計画
福井県勝山市の長尾山総合公園の再開発事業で勝山市は6月6日、建設が予定されているホテルの完成時期について、資材費の高騰などで当初予定していた2025年4月から遅れる見込みであることを明らかにした。 水上実喜夫市長は同日開会した6月定例市会の招集あいさつで、ホテルについて今年5月末に基本設計を完了し、現在実施設計に着手していると説明。「客室は100室程度となる見込みで、秋に工事着工を目指している」と述べた。 勝山市建設課によると、建設業界の人手不足や資材費高騰が要因の一つとなっているという。詳細な開業時期などは今後、事業者から発表があるとした。 公園の再開発事業は、施設整備や運営を民間事業者に任せる「パークPFI」(公募設置管理制度)で実施。公募の結果、全国で旅館やホテルを展開する「星野リゾート」(本社長野県)や熊谷組(同東京都)の関連会社などの事業者がホテルや飲食物販施設を建設する予定。
福井新聞社