ランパードとルーニーが監督になって初対決 イングランド代表レジェンド2人がボクシングデーに英2部で相見える
コヴェントリーとプリマスの一戦
年末年始も休まず試合を行うイングランドでは、クリスマスの翌日である12月26日の「ボクシングデー」に行われる試合は大きな注目を集めるが、そんな特別な日にイングランドの実質2部であるチャンピオンシップで話題を集めるカードがある。 チャンピオンシップ第23節コヴェントリー・シティVSプリマス・アーガイルの一戦だ。この対戦が大きな話題を呼んでいる理由は両チームを率いる指揮官にあり、英『BBC』によると、コヴェントリー率いるフランク・ランパードとプリマス率いるウェイン・ルーニーは監督になって初めて激突するという。 イングランド代表ではチームメイト、そして所属クラブではプレミアリーグで鎬を削っていた両者は現役を引退後、指導者へ転身。ランパードはダービー・カウンティにて監督キャリアをスタートさせた後、チェルシー、エヴァートンと渡り歩き、2023年4月に再びチェルシーの監督に復帰。その後フリーの期間が続いていたが、今年の11月にコヴェントリーの監督に就任。下位に沈むチームの立て直しを任され、第18節カーディフ戦から指揮をとっており、就任後の戦績は2勝1分2敗で順位は17位となっている。 一方のルーニーもダービー・カウンティにて監督キャリアをスタートさせると、その後はMLSのD.C.ユナイテッド、バーミンガム・シティの監督を務め、今シーズンよりプリマスの監督に就任した。バーミンガムでの失敗を取り返すチャンスだったルーニーだが、プリマスでも苦戦は続いており、現在チームは4勝6分11敗で最下位に位置している。 コヴェントリーとプリマスの勝ち点差は現在6ポイントとなっており、残留に向けた厳しい戦いを強いられている両者にとってこの試合はまだシーズン半ばとはいえ負けられない。 選手としては輝かしいキャリアを築いてきた2人だが、監督としては批判の声も多いランパードとルーニー。イングランド代表レジェンド2人による監督キャリア初対決はどちらに軍配が上がるのか、注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部