【日経平均株価考察】米利下げペース鈍化で、日本株も上値が重い展開か
4万円を超えられず上値が重い
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。足元では、ローソク足の実体が25日移動平均線、75日移動平均線、200日移動平均線という主要な移動平均線付近でもみ合う動きが続いています。11月7日の高値が3万9884円と、4万円に迫りましたが、4万円台の回復はできませんでした。その後は短い陰線を重ねて、じりじりと下落しています。 今後の展開はどうなるでしょうか。現状は3万7500円~4万円の間でレンジになっているような動きです。積極的な売買は難しいところ。どちらかに抜けるまで様子を見るのも一つの方法でしょう。上値は、心理的節目となる4万円突破が大きな目標になります。ここを抜けると、史上最高値の7月11日の高値(4万2426円)も見えてきます。逆に、ここから調整が続き、3万7500円付近を割り込むようであれば注意が必要です。下方向には9月9日の安値(3万5247円)あたりにしか目立った節がなく、ここを超えると、8月5日の大幅な安値(3万1156円)まで再度下がる可能性もあります。
参考資料
・日本経済新聞 日経平均株価
下原 一晃