大阪・関西万博、パビリオンの工事現場で作業員が指を負傷 数日入院
大阪府・市は2日、2025年大阪・関西万博が開かれる夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)の建設現場で、府と市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」の工事中に、作業員が工具で指を負傷する労働災害があったと発表した。 【写真】物議を醸した「2億円トイレ」イメージ図が公開 府・市でつくる万博推進局によると、1日午前11時ごろ、男性作業員が電気配管の作業中、電動ドリルで穴を開けていたところ、ドリルの先端が滑って左手親指に刃先が接触したとしている。医療機関で指を縫い、感染症予防のため、数日間の入院が必要という。 同局は「再発防止を徹底する」とコメントしている。 発生から半日経過した2日未明に発表したことについて、同局は「当初は大きなけがではないという報告だったが、夕方にけがの詳細が分かった。悩んだが公表することにした」と説明した。【田中韻、東久保逸夫】