【厚生年金】50代前半の平均年収500万円で年金シミュレーション…受給金額は月額20万円くらい軽く超えますかね?
気になる厚生年金月額の割合「15万円以上~16万円未満」99万4044人
15万円以上~16万円未満に属する人は99万4044人です。 また、15万円以上の厚生年金を受給している方は737万6574人。割合にして、46.1%でした。 約50%の方は受給できていますが、男女別に見ると男性が64.9%、女性が9.3%と大きな開きがあります。 そもそも厚生年金に加入して働き続ける女性が少なかった時代なので、こうした男女差があるのは仕方のない側面もあります。働き方改革などがすすめば、今後は徐々に解消されていくと考えられるでしょう。
年金だけに頼りすぎない資金計画を
年収500万円の方が受け取る厚生年金(国民年金を含む)は月額約15万8900円となりました。 これを多いと取るか、少ないと取るかは個人によりますが、事実として、1万円刻みの受給権者数をみてもわかる通り、年金受給額には個人差が大きいのが特徴です。 老後の生活費に必要な年金額は個人によって異なりますので、まずは自身の年金見込額を「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認することが重要といえるでしょう。 年金の見込額を確認した後は、老後の備えとして対策を考えてみてください。公的年金を増やす方法や、預貯金を積み立てることなどを検討してみましょう。 2024年には新NISAがスタートしましたが、近年は資産運用も身近になっています。公的年金や私的年金だけでなく、貯蓄や資産運用を組み合わせて老後の生活に備えることを考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・総務省統計局「2023年 労働力調査」 ・国税庁「民間給与実態統計調査(令和4年分)」 ・厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
荒井 麻友子