超満員だったのは? Jリーグ収容率ランキング2位。収容率99%の試合も!? キャパ5000人では小さすぎる!?
2024シーズンの明治安田生命Jリーグは全日程を終えた。スタジアムの盛り上がりを知る上で観客動員数は重要な指標だが、収容可能人数に対してどのくらい埋まったかというのも大事だ。スタジアムを満員にしたのはどのクラブか。今回は、2024シーズンにおけるJ1からJ3までの各クラブのリーグ戦収容率を計算。スタジアムを熱気で満たしたクラブを、ランキング形式で順位ごとに紹介する。
2位:いわきFC 本拠地:ハワイアンズスタジアムいわき(5,066人収容) 平均入場者数:4,290人 収容率:84.7% 2024シーズンのJリーグで2位に入ったのは、J2のいわきFCだ。収容率84.7%を記録した背景には、収容可能人数5,048人というスタジアム規模の小ささがある。 いわきFCは2021年までJFLで戦い、2022シーズンにJ3優勝、2023シーズンからJ2に昇格と急成長を続けている。しかし、現在の「ハワイアンズスタジアムいわき(ハワスタ)」はJ2基準としても小規模で、J1・J2あわせて収容可能人数が10,000人を下回る唯一のスタジアムだ。 それでも、満員のハワスタは観客の熱意を選手に届けるには十分だ。2024シーズン、清水エスパルス戦やジェフユナイテッド千葉戦など、4試合で5,000人超えを達成し、特に第33節の栃木SC戦では5,056人を動員し、収容率99.8%を記録。小規模ながらも観客との距離感が近いスタジアム特有の圧力は、大規模スタジアムでは得られない魅力を生み出している。 2023シーズンの1試合平均観客数3,491人から、2024シーズンには4,290人に増加。クラブとしての成長が数字にも表れている。 いわきFCを運営するいわきスポーツクラブの大倉智代表取締役は、クラブの『note』で今年7月に新スタジアムの建設計画について綴っていた。 2024シーズンのJ1ライセンス交付は「施設基準の例外適用申請を行った上で取得した」ものであり、2025年6月までに新スタジアムの建設計画をJリーグに提出する必要があり、すでに新スタジアム建設に向けた構想が動き出している。 「ハワスタ」は現時点でいわきFCのアイデンティティとも言えるスタジアムだが、クラブのさらなる発展には規模拡大が欠かせない。成長を続けるチームとともに、スタジアムの進化にも期待が集まっている。
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