「絵を描くまで 俺 ずっと透明だった」もがき続ける主人公・八虎の姿を切り取ったファイナルトレーラー公開 映画『ブルーピリオド』
大人気傑作漫画を、主演に眞栄田郷敦を迎えて実写化する、映画『ブルーピリオド』。いよいよ公開を目前に控え、この度、本作のファイナルトレーラーが公開された。 主人公は、まわりの空気を読みながら勉強も遊びも要領よくこなし空虚な学校生活を送っていた矢口八虎(眞栄田郷敦)。そんな彼が、ある一枚の絵と出会い、美術の世界に没頭し東京藝術大学合格を目指して奮闘していく。 この度公開されたファイナルトレーラーでは、「不良と優等生、努力家と臆病者」とどっちつかずで生きている実感が持てずにいた八虎が一枚の絵を描いたことで“自分”と向き合い葛藤する姿が映し出される。美術部に入部した八虎は、藝大受験に挑むと決めたものの、目の前に現れたライバル達と比べてしまい、落ちこむ。それでも「天才と見分けがつかなくなるぐらいまでやるしかない」と絵を描き続きて自分の中に眠っていた情熱で自らを奮い立たせる。 そんな八虎を取り囲む個性的なキャラクターたちもそれぞれの葛藤に立ち向かう。八虎の同級生・ユカちゃん(高橋文哉)は「美しくありたいことが、何が普通じゃないの?」と、自分のアイデンティティを模索する。八虎の最大のライバルである世田介(板垣李光人)は、要領が良くて何でも出来そうな八虎に「お前なんて器用で人に合わせるのが上手いだけ、努力と戦略だけだろ」と壁を作るような言葉を放つが、世田介も答えのない絵画の世界で一人もがく。 そんな中、葛藤する八虎の背中をそっと押してくれるのは学校の美術部の人たち。美術部の先輩・森まる(桜田ひより)の「あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎも青くていいんだよ」という言葉に、周りの評価ばかり気にしていた八虎は心動かされていく。そして、藝大受験に迷う八虎に美術部の顧問・佐伯先生(薬師丸ひろ子)は「好きなことに人生の一番大きなウエイトを置く。これって普通のことじゃないでしょうか」と語りかける。苦しみながら前に進もうとする八虎は、自分だけの色で「最高の絵」を描き上げることはできるのか。 また、人気アーティスト荒巻勇仁が、本作の音楽を担当する音楽プロデューサーYaffleとともに書き下ろした劇中歌「憧憬画」も本映像にて初解禁された。 映画『ブルーピリオド』は、2024年8月9日(金)より全国ロードショー。
otocoto編集部