1176馬力の「R35 GT-R」降臨! フェニックスパワーの2024年モデル新作エアロが初披露されました
筑波や鈴鹿で最速ラップを刻むワークス1号機
もう1台の黒いR35は、富士スピードウェイや筑波サーキットという全国有数のサーキットにて、ラジアルタイヤを履いた日産GT-Rのチューニングカータイムアタックで最速ラップを刻む、同社でワークス1号車と呼ぶタイムアタック仕様だ。 HKSの4.3L排気量アップキットを使ったパワー志向のエンジンは現在トータルバランスを考慮して、約1176ps/147.5kgmとしているが、過去には1280psも記録したこともある生粋のモンスターマシンだ。 その数字を見た来場者からは「1176ps! もうゲームの世界みたいやなぁ」という声も聞かれたほど一般的には現実離れした数字だが、まぎれもない本物の数値である。 ただ、エンジンのみならず補器類や駆動系への負担が大きくなるのも事実。最近のタイムアタックでは不具合が偶発してしまい、涙を呑むチューナーも多い中で、フェニックスパワーは大きなトラブルもなく好タイムを記録。このことからも高い実力を持ち合わせているショップであることは間違いない。 日産GT-Rチューニングカーのひとつの究極の形といっていい、フェニックスパワーのマシンをぜひ大阪オートメッセでご覧いただきたい! その作り込みの美しさに惚れ惚れするはずだ。
山崎真一