映画「翔んで埼玉」で人気の「行田タワー」、「GYODA」看板設置で訪日客にもアピールへ
人気映画に「行田タワー」として登場したのをきっかけに一躍有名になった古代蓮会館(埼玉県行田市)について、行田タワーの名を正式名称に採用した同市はサイン(看板)を取り付けたタワーの完成イメージ図を公開した。アルファベットで「GYODA」などの文字を取り付け、インバウンド((訪日外国人観光客)にもアピールする。来年3月、お披露目イベントを開催する計画だ。 地上50メートルの展望室から360度大パノラマが一望できるランドマークとして知られる。同県への愛ある「ディスり(けなし)」で話題を呼んだ映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」(令和5年公開)で人気に火がつき、年間来場者数が13万人超となるなど、全国区の知名度を獲得している。 このほど公開された完成イメージ図では、北側に「行田タワー」との文字を入れたほか、南側は「GYODA」とし、いずれも遠方からでも一目で分かるデザインでアピール度を高めている。 今回、市は「行田タワー全国発射プロジェクト」と銘打ち、全国に向けてその名を〝発射〟することにより、全国からの観光客誘致につなげたい考えだ。 市はお披露目イベントや設置工事などの費用にするため、クラウドファンディング(CF)型のふるさと納税を活用し、400万円を目標に31日まで寄付を受け付けている。