フェラーリ「モンディアルt」でアル・パチーノがNYを暴走! スーパーカー愛好家にとっての珠玉の名作とは【映画とクルマ】
素晴らしい言葉と美しい映像が散りばめられた、フェラーリにとって最高の舞台
映画に登場する名車をストーリーとともに紹介する「映画とクルマ」。今回は、名優アル・パチーノが7度目のノミネートにして、ついにアカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得したことでも知られる『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』をお届けします。 【画像】アル・パチーノ自らステアリングを握る!フェラーリ モンディアル t カブリオレを見る(9枚)
アル・パチーノがアカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得
「俺の人生で最も重要なのは女。そしてずっと離れてフェラーリだ」 そんな名セリフが語られた素晴らしい映画がある。1992年に公開された『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』。イタリア映画『女の香り(1974年公開)』のハリウッド版でもあるこの作品は、名優アル・パチーノが7度目のノミネートにして、ついにアカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得したことでも知られる。 ボストンの名門全寮制高校に奨学金で入学した苦学生チャーリー(クリス・オドネル)は、裕福な級友たちとの毎日に違和感を覚えつつも、無難に学校生活を過ごしていた。感謝祭を迎えたある日、故郷オレゴンへ帰る旅費を稼ぐため、彼はアルバイトに出ることになる。その内容は姪一家との休暇旅行への同伴を拒否する盲目の退役軍人、フランク・スレード中佐(アル・パチーノ)の身の回りの世話をすること。気難しくて毒舌家。周囲の誰をも拒絶するエキセントリックな中佐にチャーリーは困惑するが、報酬の良さと中佐の姪・カレンの熱心な懇願もあり、やむなく引き受けることにする。 ところがスレード中佐は、ある計画を遂行しようとしていた。チャーリーを伴ってニューヨークに赴き、ウォルドルフ・アストリアのスイートに宿泊。一流レストランで食事したのちに最高のコールガールを買い、フェラーリを思い切り走らせる。そしてそれらの贅沢をやり尽くしたあと、拳銃で自分の頭を打ち抜くつもりだったのだ。 一方のチャーリーも、学校で自身の将来に関わる選択を強いられようとしており、自身の人生に絶望感を抱き始めていた。そんなチャーリーと中佐は、当初はお互い拒絶し合っていたのだが、次第に友情が生まれてゆく……。
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