蜷川実花の大規模な作品も。初夏の青森でアートを堪能しよう! 5つの美術館・アートセンターが連動し展覧会開催
コロカルニュース
■個性豊かな5つの美術館・アートセンターが連動して展覧会を開催 あっという間にアートのまちとして有名になった青森県。現在、同県の5つの美術館・アートセンターでは、各館のキュレーターが協働し、それぞれの館の特徴を生かした多様なプログラム〈AOMORI GOKAN アートフェス 2024〉が9月1日(日)まで開催されています。 【写真で見る】展覧会情報のほか美術館周辺のエリア情報、観光、グルメスポット情報がつまった公式ガイドブック。 青森でのアート体験を通して、県民や観光客の地域の周遊を喚起するプロジェクト〈5館が五感を刺激する―AOMORI GOKAN〉の一環としてスタートしたこのアートフェス。 今回は「つらなりのはらっぱ」をテーマに、青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森(ACAC)、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館の5つの施設が、それぞれの個性を生かし、同県の多様な文化と魅力を伝えます。 ■美術館全体を巡ることでアートの魅力を体感 同館を設計した青木淳氏の「原っぱ」論から、それぞれの展示室を「原っぱ」とし、館内外の至るところでアートを発見、鑑賞、体験できる場を設置。美術館全体に大きな「つらなり」を生み出しました。 「かさなりとまじわり」をテーマに、美術館の各空間が「かさなり」、作品を通して、青森の自然と人間の「まじわり」、死んだものと生きているものの「まじわり」、現代社会の姿とこれから未来を切り拓いていく人たちとの「まじわり」の諸相を浮かび上がらせていく構成となっています。 information かさなりとまじわり 期間:開催中~2024年6月23日(日)、7月6日(土)~9月29日(日) 開催場所:青森県立美術館 コミュニティギャラリー、エントランスギャラリー、コミュニティホール、ワークショップエリア及び野外 住所:青森県青森市安田近野185 時間:9:30~17:00(最終入館16:30) 休館日:第2・第4月曜および6月24日(月)~7月5日(金) 観覧料:一般900円(700円)、高大生500円(400円)、小中学生100円(80円) ※コレクション展とセット料金 ※( )は20名以上の団体料金 ※心身に障がいのある方と付添者1名は無料 ■流動する今を、多彩なアーティストたちが表現 国際芸術センター青森(ACAC)では、現在や海流や気流などの流れを示す「current」と、水面下の流れや暗示を意味する「undercurrent」をキーワードに、ある場所とかかわり合いながら表現を行う国内外のアーティストや、青森にゆかりある表現者たちの作品を展示。 出展作家は同じですが、会期半ばで展示の入れ替えがあり、前期と後期で2度足を運ぶのもおすすめです。実験的な表現から、今という時間軸の無限さを感じられることでしょう。 information currents / undercurrents -いま、めくるめく流れは出会って 期間:開催中~2024年6月30日(日)、7月13日(土)~ 9月29日(日) 開催場所:青森公立大学 国際芸術センター青森 住所:青森県青森市合子沢字山崎152-6 時間:10:00~18:00 休館日:期間中無休