〈終戦79年〉出撃前の特攻隊、原爆のきのこ雲、火炎放射器で焼かれる沖縄…AI技術と対話をもとにカラー化した写真が繋ぐ“過去と現在”
激戦地となった沖縄
1945年5月11日。沖縄戦にて、火炎放射戦車で日本軍を攻撃するアメリカ兵たち。
出撃前の特攻隊
1945年5月26日。子犬を抱く特攻隊員。中央が荒木幸雄伍長。鹿児島の万世飛行場にて、出撃予定時刻の2時間前に撮影。悪天候のため翌日出撃、戦死した。
広島へ、原子爆弾投下
1945年8月6日8時15分。広島市への原子爆弾投下。当時の推定人口35万人のうち9万~16万6千人が、被爆から2~4ヶ月以内に死亡したとされる。写真は呉市の吉浦町(現・若葉町)にあった海軍工廠砲煩実験部にて、尾木正己さんが撮影したきのこ雲。
降伏へ、日本の使節団
1945年8月19日。沖縄・伊江島を経由し、正式降伏文書受理のため、マニラに向かう日本の使節団。
痩せ細った日本兵
1945年9月15日。終戦直後にマーシャル諸島で撮影された日本兵たち。おそらくウォッゼ島かマロエラップ環礁タロア島で撮影されたもの。
戦後、国内の様子
取材・文・構成/集英社オンライン編集部ニュース班 写真/『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』より出典
『AIとカラー化した写真でよみがえる戦前・戦争』
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