ロシツキー氏に古巣アーセナル帰還の可能性?…新SDの最有力候補に浮上か
元チェコ代表MFトマシュ・ロシツキー氏が古巣アーセナルへ帰還する可能性が浮上しているようだ。8日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。 現在44歳のロシツキー氏は母国の名門スパルタ・プラハでプロデビューを飾り、ドルトムントを経て2006年にアーセナルへ完全移籍で加入した。10年間を過ごしたガナーズでは度重なる負傷に悩まされながらも、“リトル・モーツァルト”の異名に恥じぬ華麗なプレーを披露し、公式戦通算246試合出場28ゴール23アシストをマーク。その後はスパルタ・プラハに戻り、2017年12月に現役引退を決断した。 現在はスパルタ・プラハのスポーツディレクター(SD)を務めているロシツキー氏だが、再びアーセナルで仕事をする可能性が浮上しているという。同クラブでは、かつて無敗優勝を成し遂げた“インビンシブルズ”の一員であり、2022年からSDを務めていたエドゥ氏が昨年11月に電撃退団。クラブ幹部は後任探しに着手しており、ロシツキー氏がその最有力候補となっているようだ。 報道によると、ロシツキー氏はアーセナル幹部と提起的に連絡を取り合っており、慣れ親しんだ北ロンドンでの新たな挑戦にも前向きとのこと。ミケル・アルテタ監督やアカデミーマネージャーのペア・メルテザッカー氏とは現役時代に共闘しており、現在も良好な関係性を築いているようだ。一方で、今シーズン中にスパルタ・プラハを退団することは望んでおらず、仮にアーセナルのSDに就任する場合でも夏以降になる可能性が高いという。 なお、新SDの候補としてはパリ・サンジェルマン(PSG)で同職を務めるルイス・カンポス氏らの名前も挙がっているが、アーセナルはクラブと関係性の深い人物の招へいを望んでいると報じられている。
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