東京湾を望む、山頂広場が気持ちいい! 三浦半島の最高峰「大楠山」のんびり2時間ハイキング
大楠山(おおぐすやま)は、標高241mと低山ながらも三浦半島最高峰の自然豊かな山である。整備された登山道は傾斜もゆるやかで歩きやすいため、これから登山を始めたい人も挑戦しやすい。また山頂も広くのんびり過ごせることから、子連れでの山歩きにも向いている。 ■【写真14枚】 広々した山頂は、東京湾を望み、日向ぼっこに最適! 自然豊かで見晴らしも楽しめる、三浦半島「大楠山」ハイキング(写真をすべて見る) 今回紹介するのは、JR逗子駅からバスに乗り、前田橋バス停からスタートするコース。川沿いを歩いたり、大楠山レーダ雨量観測所からの展望があったりと見どころも多い。アクセスもよく、山頂までのコースタイムも約70分のため、週末に思い立って行ける魅力的な里山である。 下山は道幅も広く平坦な道が多い、大楠芦名口バス停へと下りるコースをおすすめする。
■前田橋バス停からスタート
登山口の最寄りのバス停となる、前田橋バス停まではJR逗子駅からバスで約30分である。 バス停から住宅地の中をしばらく歩くと、橋の手前に「前田川遊歩道」の案内板が現れるので、見落とさないようにしよう。ここから階段を下りて川沿いを進む。 飛び石で川を渡る箇所が多く、楽しんで歩ける川沿いの道は、木陰が多く心地よい。子どもと一緒に歩く際は、飛び石の間隔が広いところや滑りやすい箇所があるので、転倒しないように注意しよう。雨上がりや雨の日は急に増水することもあるので、川沿いには下りないようにしよう。 10分ほど歩くと、一度住宅地に出る階段を上がり、そのまま道なりに進むと登山口の案内板が現れる。川沿いを離れ、登山口からは山歩きとなる。 木の葉に覆われた登山道は整備されていて危険箇所もなく、傾斜もゆるやかでとても歩きやすい。 休憩ポイントとなるベンチもあるので、疲れたら水分をとって休みながら進もう。
■大楠山レーダ雨量観測所
バス停から歩き始めること約60分、開けた場所に出ると、目の前に雨量を測るレーダ観測所である白い塔が現れる。レーダ観測所の下にある展望所からは、東京湾や江の島、空気が澄んでいれば富士山まで望むことができる。 レーダ観測所の先にはきれいな水洗トイレがある。現在、山頂のトイレは使用禁止となっており、コース上唯一のトイレなので立ち寄っておこう。 トイレを過ぎるとすぐに分岐の案内板が現れるので、大楠山方面に進み、急な階段を上って山頂へ向かおう。下山の際はここの分岐を、大楠芦名口バス停方面へと進む。