走攻守で大勝をけん引した明大・宗山

◇14日　東京六大学野球秋季リーグ戦　明大15―1立大（神宮） 　3季ぶりの優勝を目指す明大が立大に15―1で大勝して、勝ち点を3として、首位の早大に並んだ。広島がドラフト1位入札を公表した宗山塁主将（4年・広陵）が3安打1打点でチームを引っ張り、19日からの早大との対戦に勢いをつけた。 　主将の勢いが大勝につながった。明大・宗山がこの日も3安打。通算安打も113として歴代10位の法大・小早川（元広島ほか）らにあと1本と迫った。リーグトップの打率も4割5分5厘としたが、気の緩みはない。 　「いいヒットもあり、満足のいくヒットでないものもある。凡打の打席を振り返って次につなげたい」 　広島がドラフト会議で1位入札することを11日に公表。それを受けての立大戦は広島のスカウトの前で15打数9安打と大当たり。「お世話になった方も多いし、広島という地には感謝の思いがある」と語り、縁があれば「結果で恩返しができたらいい」と語った。 　24日のドラフト会議前最後のカードは早大戦。春は3回戦で伊藤樹に延長11回を完封され、優勝を許した。「みんな、早稲田に勝つという強い気持ちでやってきた」。攻守で勝利をけん引して、運命の日を迎えたい。