沖縄初訪問の中谷防衛大臣
中谷防衛大臣は、就任後初めて沖縄を訪問、在沖海兵隊員のグアム移転が始まったことを伝えました。一方、玉城知事は、海兵隊の訓練などをグアム・テニアンにすべて移す検討するよう求めました。 就任後、初めて沖縄を訪問した中谷防衛大臣は14日、名護市の渡具知市長など北部の首長らと面談、明らかにしたのは、在沖海兵隊員のグアム移転の開始でした。日米両政府は、2006年に在沖海兵隊員のグアム移転を合意、2012年には、海兵隊員およそ4000人とその家族をグアムに移動することが決まり、今回は、そのうちの100人です。 今後のスケジュールについて、中谷防衛大臣は、「可能な限り早期に移転が完了するようにアメリカ側と協力する」としています。 15日は、県庁で、玉城知事と面談し普天間基地の県外・国外移設やオスプレイの配備撤回など16項目の要望書を手渡したほか、海兵隊のグアム移転に関連し玉城知事は「沖縄県内で行われている海兵隊の訓練等についてグアム・テニアンにすべて移転するということも含めて、さらなる沖縄の基地負担軽減について検討していただきたい」と述べました。 これに対し中谷大臣は、面談終了後の会見で具体的な言及はせず「グアム移転の取り組みを進める」と述べるに留めました。