「ショウヘイは簡潔な返答が多いからさ…」ドジャース番記者は大谷翔平をどう“攻略”した?「巨大な存在になったけど、普通の人間なんだ」
「英語は流暢とまではいかないが…」
――エンゼルス時代と比べ、大谷の英会話は上達したと思うか JH そう思う。彼の周囲の人間は“ショウヘイは話せる”という。会見でも英語での質問も理解しているようで、プレーオフ開始時のセッションは「ナーバスになっているか?」という問いに即座に否定していた。新しいチームの新しいチームメイトたちに馴染むのに、十分なコミュニケーションが取れるレベルのものだったと推量できる。その一方で、まだ流暢ではなく、私たちとのやりとりでは通訳を介していた。まだ流暢とまではいかないが、向上はしているのだろう。 FA 向上しているように感じる。ショウヘイほど注目されている選手なのであれば、通訳を通してのやり取りになるのは理解できる。スペイン語圏の選手たちと同じように、英語で返答するまではいかなくとも、慣れてくると取材時のやり取りの際にまず英語でどんな質問をされたかを理解するようになる。ショウヘイもその段階ではないかと思う。 ――今季で最も印象に残っているプレー、ゲームを挙げるとすれば JH 50-50を達成したゲーム(9月19日、マイアミでのマーリンズ戦)にはショウヘイの魅力が詰まっていたと思う。パワー、スピードに加え、本塁打以外にも複数の安打を放つ打撃力を示した。今季を通じて示してきた通り、ビッグモーメントを嗅ぎ分け、やり遂げる能力を示したのも特筆すべきことだった。あの日、試合前の時点でショウヘイが50-50に到達すると思っていたものはいなかっただろう。それが早い段階で盗塁を決め、本塁打を打ち、達成濃厚ムードになっていった。偉業達成もオンディマンドで可能だと周囲に感じさせるのは凄いことだし、あの試合はその顕著な例だった。 FA マイアミで50-50に到達したゲームだ。6打数6安打3本塁打10打点という打棒は、私がこれまでベースボールのフィールドで目撃した中で最もすごいパフォーマンスだった。本当にすさまじかったよ。
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