『モアナと伝説の海2』デイナ・ルドゥー・ミラー監督が語る、“導く者”となったモアナの使命
第89回アカデミー賞や第74回ゴールデングローブ賞など数々の映画賞にノミネートされた『モアナと伝説の海』の続編『モアナと伝説の海2』が12月6日(金)に全国公開される。 【写真と動画】夢を叶えるための冒険だった前作から3年後の進化したモアナを描く『モアナと伝説の海2』予告 「どこまでも~How Far I’ll Go~」など珠玉の音楽とともに、傷つき悩みながらも自分を信じて前に進み続ける少女“モアナ”の物語を描いた前作。昨年動画配信サービスで視聴された映画で堂々のNo.1となり、今もファンが増え続けている。続編である『モアナと伝説の海2』では、モアナが島のリーダーとして成長し、相棒のマウイだけでなくモニ、ロト、ケレという新たな仲間が増え、“世界を救う”という大きな使命を背負い冒険に出るストーリーが描かれることを脚本・監督を務めたデイナ・ルドゥー・ミラーが語った。 前作ではまだ16歳で、大海原に出てその先の世界を見に行くことを夢見る少女だったモアナ。海に出ることを村長である父に反対されており、海がどこまで続いているのかも自分が目指すべき姿も分からず未熟だったモアナが主人公として描かれたことについて、デイナ監督は「前作でモアナが島を出たのは、いろいろな意味で衝動的でした。若い女の子であるモアナは島の人たちのために何かをしたいと思ったのですが、島を出たらどんなことが起きるか、よく考えていませんでした。ですが、モアナは大冒険に出て大きく成長して、あるべき自分の姿を見つけられました」と振り返る。 また、本作では自分のためではなく、愛する家族や故郷の島の人々を守るため、そして美しい海の未来を繋ぐために、前作で絆を深めた相棒で英雄のマウイや新たな仲間たちと協力しながら、モアナは冒険へと漕ぎ出していく。デイナ監督は本作の物語について、「3年後のモアナはすでに島の人たちを海に連れていく立場になっているので、続編では、彼女が島の人々のために新たな未来を築き、これから自分がどんなリーダーになっていくのかを見つける話を描きます。ひとりで海に出て困難に立ち向かうのも大変ですが、仲間への責任を持つのはまた違った難しさがあります。本作の中でモアナは、自分がどんなリーダーになるのか、人々のために何をしたいのかを見つけていくのです」と語り、モアナの新たなストーリーを作り上げたことを明かした。 さらに、前作に引き続き本作の脚本を務めたジャレド・ブッシュも「モアナが自分自身について学ぶべきことはまだたくさんあります。前作が過去との再会を描いたとすれば、今作はモアナと彼女の仲間たちの未来を描いた作品です」と語った。