トートバッグ、仕事用にできるのは? スーツには縦型推し…横型は着こなしでキメる
■バックパックなら…レザー素材で大人っぽく
両手が自由になる利便性から、トートと並んですっかり通勤バッグの主流となった感のあるバックパック。本来はトート以上にカジュアル感が強く、化繊やジャージー素材のセットアップに合わせるべきアイテムです。ただしご覧のセラピアンのバックパックのように上質なレザーを使用したものなら、例外的にスーツやジャケットに合わせられると四方さんは言います。 「スクエアなフォルムや、アウトポケットが1つだけというシンプルなデザインがいいですね。レザー製のしっかりしたハンドルが付いているのもポイントです。こういうタイプなら訪問先で肩から下ろしたときも品を保つことができます」
■今回の四方さんの着こなし
今どきの仕事のできるビジネスマンを意識して、スーツとネクタイをネイビーでそろえたスタイルで現れた四方さん。端正ながらも、足元にローファーを選んだことで軽快な雰囲気も感じられます。 「このスーツはアットリーニのオーダーで、とても軽快な仕立てです。だからここにレザーのトートを持っても違和感ないと思います。下の動画では、トートがよりサマになる『着崩し』のテクニックを紹介しています。どうぞチェックしてみてください」 文:吉田巌 スタイリング:四方章敬 写真:足立ゆり
吉田巌
編集プロダクション、広告代理店を経て25歳でライターとして独立。雑誌やWEB媒体で時計をはじめ、服、靴、鞄(かばん)、革小物など男性の煩悩をくすぐるアイテム全般について執筆。インタビュー記事も多くこなす。スイスの新作時計展および時計ブランド本社の取材歴も豊富。
四方章敬
1982年京都生まれ。2010年独立後メンズ誌、ブランドカタログにてスタイリングを手掛ける。ドレススタイル、カジュアルスタイルにも精通し、近年はブランドのディレクションも手掛ける。
足立ゆり
1994年 神奈川県生まれ。東放学校映画専門学校卒業後、筒井義昭氏に師事。Web広告、エディトリアル中心に活動。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。