競り合い豪快に 漁港に屋台集結、和歌山・印南祭
和歌山県印南町で2日、印南祭が営まれた。午前中には印南漁港に各地区の屋台が集まり、豪快な競り合いで見物人を熱気に包んだ。 【「10年先を見据えて」 山本新町長に聞く、和歌山県みなべ町の記事はこちら】 印南祭は山口八幡神社、印南八幡神社の例祭の総称。毎年、日高地方の秋祭りのトップを切って営まれている。コロナ禍の影響で2020年から余興を取りやめていたが、昨年から屋台の競り合いや川渡りを再開している。 漁港での競り合いは山口八幡神社の祭礼。午前8時半過ぎに西山口、浜、地方、野島、上野、楠井、津井の7地区から、大黒天などを乗せたかさ、のぼり、屋台が合流。太鼓と笛の音が鳴り響く中、氏子たちの勇ましいかけ声とともに、2地区ずつが屋台を高く掲げながらぶつかり合った。 午後には印南川で、印南八幡神社の氏子らによる余興の川渡りが営まれた。
紀伊民報