オランダ代表の強みはDFだけじゃない デ・ヨング、ラインデルス、フェールマンら中盤に揃う役者たち
EURO2024で優勝を争うだけのクオリティがある
オランダ代表ではフィルジル・ファン・ダイクやネイサン・アケ、マタイス・デ・リフトら豪華なDF陣が強みとなっているが、中盤のタレントも見逃せない。 バルセロナMFフレンキー・デ・ヨングが組み立ての中心ではあるが、他にも注目のタレントはいる。 今季大きく評価を伸ばした選手では、ミランに移籍したMFタイアニ・ラインデルスだろう。安定したテクニックがあり、中盤からボールを持ち運ぶのも上手い。代表の常連にもなりつつあり、EURO2024へ楽しみな選手だ。 さらに国内のエールディヴィジで首位を快走するPSVで活躍するMFヨエイ・フェールマンも面白い選手だ。今季ここまでエールディヴィジで11アシストを記録していて、チームメイトのFWルーク・デ・ヨングと並んでアシストランク首位に立っている。 今月の代表戦ではデ・ヨングが負傷離脱しているため、他のMFをテストする貴重な機会となる。オランダ『Voetbal Primeur』によると、元オランダ代表のイブラヒム・アフェライ、テオ・ヤンセンはラインデルス、フェールマンの両名を強烈にプッシュする。 アフェライは「私ならラインデルスとフェールマンを組ませる。フェールマンはフレンキーと似たタイプだと思うから、彼の代わりを務められるんじゃないかな」とコメント。 ヤンセンは「ラインデルスは素晴らしい成長を遂げているから、(代表監督の)クーマンにはラインデルスを抜擢してほしいね」と期待をかける。 他にもアタランタMFトゥーン・コープマイネルス、今季エールディヴィジで6ゴール6アシストを記録するフェイエノールトMFクインテン・ティンバーなど若手から中堅世代までタレントは出てきている。 中盤の世界的スーパースターと呼べる選手はデ・ヨングくらいかもしれないが、クオリティはまずまずの高さだ。クーマンがベストな組み合わせを見つけられれば、オランダ代表はEUROでも楽しみなチームとなるはずだ。
構成/ザ・ワールド編集部