レスリング・小川凜佳 令和の“力石徹”?
荘口:試合の時の、一番の武器は? 小川:力強い組み手だと思います。 布施:レスリングではタックルに行く前に組み手で相手を崩す、というのがあるんです。そこが奥深いんですよね。いきなりタックルに入っても相手は崩れないので。組み手によって相手を崩してからタックルに入るプロセスが重要なんですよ 布施:今までで一番印象的だった試合は? 小川:今年行われたU20アジア選手権準決勝です。最初に先制点を取られて負けていたんですけど、ラスト2秒で逆転勝ちすることができたので、自分の中では最後まであきらめずに戦えた試合だったと思います。U20のカテゴリーに入ると年上の選手が多くて技のレベルや力も上がるので厳しい戦いでした。 荘口:うわあぁ、全然違うんですね。 布施:違いますね。 布施:減量の時、一番つらい時は何を食べて過ごすんですか? 小川:最後の方になってくると水分を摂るのも怖くなってくるので、氷を食べています。 荘口:完全に力石徹ですよ。水道管の蛇口を縛る、みたいな。そんなにつらいんだ…