【中日】8失点大敗...9回に完封阻止の1点のみ 8戦連続2点以下の貧打 初回好機にクリーンナップ沈黙 梅津は7回暗転の3失点で5敗目
■プロ野球 阪神 8-1 中日 (27日 甲子園) 中日は阪神に敗れ、連勝ストップ。このカード1勝1敗1分で今季2度目の2カード連続の勝ち越しを逃し、30勝35敗6分の借金5となった。 試合は阪神先発・村上に対し、初回1、2番の連打で無死一、二塁もクリーナップが凡退。一方先発の梅津も初回に無死一、三塁のピンチを招くも無失点で切り抜けると、その後は両チーム6回まで無得点。しかし7回に先頭打者の二塁打を許すと、自らの野選もあり無死一、三塁。ここで大山に左前適時打を浴び0-1。さらに代わった齋藤も打ち込まれこの回4失点。8回には今季初登板の田島が1つのアウトを奪えず4失点で0-8。反撃したい打線は9回に福永の適時打で1点を返すも追いつくことができず力尽きた。 スタメンは1番センター・カリステ、2番セカンド・田中、3番ライト・板山、4番レフト・細川、5番ファースト・石川昂、6番サード・福永、7番キャッチャー・宇佐見、8番ショート・龍空、9番ピッチャー・涌井のオーダーを組んだ。 先発の梅津は今季8度目の登板、1勝4敗、防御率4.38。前回の6月13日・日本ハム戦(エスコンF)は5回0/3を5安打4失点(自責4)で勝ち負けつかず。今季の阪神戦は3度目、0勝2敗、11回を投げ11安打8失点(自責8)の防御率6.55。 阪神先発・村上に対して、初回の攻撃はカリステ、田中が連打で一、二塁。しかし板山は粘りをみせるも左飛、細川は空振り三振、石川昂が三ゴロと凡退。 梅津の立ち上がりは近本に代わり1番に入った島田に四球、続く中野のショートへの打球は、スタートを切った一塁走者をみて二塁にベースカバーに入ろうとした龍空が逆を突かれ一、三塁。ここで森下を空振り三振、大山を遊ゴロ併殺打に抑える。 2回は両チーム三者凡退。3回の攻撃は1死からカリステが中前安打を放つも、田中は併殺崩れの二ゴロ、板山も二ゴロに倒れる。 梅津は3回に小幡、村上を連続三振も、俊足の1番・島田に内野安打を許す。さらに盗塁を仕掛けられるも、宇佐見が刺し無失点。4回には2番・中野からの中軸を三者凡退。 しかし打線は4回は2死から福永が右前安打も、宇佐見が凡退。5回は龍空、梅津が連続三振で三者凡退。 5回の梅津は1死から佐藤輝に左中間へ運ばれるも、佐藤が暴走で二塁へ進みタッチアウトで好機を作らせず。 6回は2番からも、田中、板山が連続三振など三者凡退。さらに7回も石川昂、福永が外野フライ、宇佐見は投手のグラブを弾く内野安打で2死一塁も、龍空が空振り三振。 梅津は6回を三者凡退に抑えるも、7回に先頭の中野にセンターへの二塁打、森下の打球は梅津が弾くと、慌てて三塁へ送球も野選となり一、三塁。ここで大山に左前適時打を許し、2番手・齋藤に交代。しかし齋藤は前川にライトへの適時二塁打、佐藤に左前2点適時打を許し0-4。なおも無死一塁で3番手・フェリスが登板し、後続は打ち取る。 打線は続投の村上に8回は代打・高橋周を送るも空振り三振に倒れるなど三者凡退。8回裏は4番手・田島が今季初登板も島田、中野の連打で無死一、二塁から、森下にレフトへの適時二塁打を浴び0-5。さらに大山に四球を与え、前川にセンターオーバーの2点適時二塁打を浴び0-7。代わった5番手・勝野も佐藤輝に犠飛を浴び0-8とこの回4失点。 9回の攻撃は続投の村上に対し、細川、石川昂、福永の3連打で1点を返し、完封阻止も追いつくことはできずゲームセット。梅津は7回途中89球5安打7奪三振1四球3失点で5敗目(1勝)を喫した。