【アプリリアRS457発表】85万8000円で2025年日本導入の軽量級スーパースポーツは、新開発457ccツイン搭載
RS660とRS125の間でSSシリーズをつなぐ中間排気量スーパースポーツ登場
アプリリアのスーパースポーツカテゴリーRSシリーズに新たな排気量モデルが登場する。車名はRS457。車名どおりに457ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載するニューモデルは、2020年に登場し欧州市場で成功を収めたミドルスポーツレンジのRS660と125cc単気筒モデルのRS125との間をつなぐモデルに位置づけられる。また日本市場ではあまり存在しない排気量の理由は、欧州市場でのA2ライセンスで乗れる最高出力35kWに最適なパワーユニットとして、設定された排気量でもある。 【画像13点】アプリリア製スーパースポーツのニューカマーRS457の詳細をチェック! 日本市場で言うところの、普通自動二輪免許対応モデル、もしくは車検のない軽二輪モデルといったクラスのどちらにも当てはまりそうなメリットがある欧州市場特有のモデルとなろう。これを日本市場に当てはめてみると、排気量的には大型自動二輪免許が必要となるだけに、馴染みにくい面も感じてしまう。だが、もし大型自動二輪所持者でも、持て余さない適切なパワーと車格があれば十分と考えるなら、この程よく十分なパワーのライトウエイトスーパースポーツに触手が伸びるかもしれない。
アプリリア製RSシリーズの血統を受け継ぐRS457の主要装備
上級クラスのRSV4ファクトリー、RS660といったアプリリア製スーパースポーツの血統を受け継ぐRS457の主なメカニズム、装備は以下のとおり。 ●新開発の457cc水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブエンジン:最高出力47.6hp、最大トルク43.5Nmを発揮し、3000rpmで最大トルクの82%を発生させる特性 ●スリッパーシステム採用の湿式多板クラッチ ●ライド・バイ・ワイヤ電子制御マルチマップスロットル採用:3つのライディングモード(エコ・スポーツ、レイン)搭載 ●アルミ製メインフレーム+スチール製スイングアーム ●前41mmインナーチューブ径倒立フォーク(プリロード調整機構付き)・/後モノショック(プリロード調整機構付き) 前ブレーキ:320mm径ディスク+ByBre製ラジアルマウント4ピストンキャリパー/後ブレーキ:220mm径ディスク+ByBre製キャリパー(ボッシュ製2チャンネルABS機構搭載) ●前110/70、後150/60サイズラジアルタイヤ+17インチホイール ●トラクションコントロール(3段階調整可能&キャンセル付き※ライディングモードに連動でき、独自調整も可能) ●5インチTFTカラーディスプレイ ●バックライト付きハンドルバースイッチ ●フルLEDヘッドライトユニット/LEDリヤライトユニット ●RSシリーズを踏襲したスタイリングとダブルフロントフェアリングの採用 ●専用アクセサリー:アプリリア・クイックシフト(AQS)/メーター機能拡張用マルチメディアプラットフォーム/シングルシートカウル RS457の価格は85万8000円で、カラーリングはレーシングストライプ(黒×赤)の1色。2025年2月より順次出荷開始となる。 <RS457主要諸元> ■エンジン 水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ ボア・ストローク69.0×61.1mm 総排気量457cc 圧縮比─ 燃料供給装置:フューエルインジェクション 点火方式フルトランジスタ 始動方式セル ■性能 最高出力35kW(47.6hp)/9400rpm 最大トルク43.5Nm(4.4kgm)/6700rpm ■変速機 6段リターン 変速比─ 一次減速比─ 二次減速比─ ■寸法・重量 全長1982.5 全幅760 全高─ 軸距1350 シート高800(各mm) キャスター─ トレール─ タイヤF110/70ZR17 R150/60ZR17 車両重量175kg ■容量 燃料タンク13L エンジンオイル─ ■車体色 レーシングストライプ(黒×赤) ■価格 85万8000円 ■出荷開始時期 2025年2月より順次 まとめ●モーサイ編集部・阪本 写真●ピアッジオグループジャパン
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