チェルシー レスターのマレスカ監督招へい確実、5年契約でチーム再建を託す
イングランド・プレミアリーグのチェルシーがレスターのエンツォ・マレスカ監督(44)を次期監督に招へいすることが確実となった。 英大衆紙「ザ・サン」が掲載した記事によると、チェルシーとマレスカ監督がすでに監督就任交渉に入り、5年契約が提示されたという。またレスターには契約解除金として1000万ポンド(約20億4000万円)が支払われることになる。 チェルシーは今季終了とともにポチェティーノ監督が退団。両者合意の上の退陣となってはいるが、これは6位低迷の責任を負っての事実上の解任。後任人事に注目が集まっていたが、今季チャンピオンシップ(2部リーグ相当)を制し、レスターを1年でプレミアリーグに復帰させたマレスカ監督を抜てきした形になった。 イタリア人のマレスカ監督はACミランとカリアリのユースで育ちながら、1998年にプレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチでデビューしたという変わり種。また指導者としてはマンチェスターCでグアルディオラ監督の下、助監督として手腕を発揮して2022-23年のトレブルに貢献。その後レスターで開花した形になった。 今季は初の監督就任でグアルディオラ監督譲りのポゼッションサッカーを展開し、チャンピオンシップを席巻。元トットナム選手で今季のレスターを支えたイングランド代表MFハリー・ウインクスは「自分にとってこれまで出会ったどの監督より優れた指導者。素晴らしい人格の持ち主で戦略家としても素晴らしい」と語り、マレスカ監督を絶賛。果たしてチェルシーの立て直しができるのか。来季の活躍が期待される。
報知新聞社