両親の死後、放置している「空き家」があります。このままだと「6倍」の税金がかかると聞いたのですが、本当ですか? 対策などはあるのでしょうか?
空き家を放置しないための対策
特定空家にならないようにするためには、「空き家の解体をする」、「親戚や知人に管理を依頼する」、「専門家に依頼する」といった対策が挙げられます。 空き家の解体をし、さら地にすることも選択肢の1つです。老朽化した空き家を解体する際は費用がかかりますが、自治体によっては補助金を受けられる場合もあります。また、親戚や知人が実家の近くにいる場合は親戚や知人に管理を依頼することも考えましょう。 空き家の活用サービスを利用することや専門家に依頼することも対策として考えられます。自治体によっては民間企業と提携を結んで空き家の活用を推進しているところもあるので、まずは空き家のある自治体に相談することも検討してみてください。
家族と話し合うことや自治体に相談することも考えましょう
空き家の問題は倒壊だけでなく、衛生上の問題や空き家に他人が住み着いてしまうといったこともあります。そのため、放置することは大変危険です。それだけでなく、特定空家に認定されてしまうと税金が高くなります。 例えば、200平方メートル以下の課税標準額2000万円の土地と1000万円の建物を所有している場合、土地で28万円、建物で14万円の固定資産税がかかってしまいます。合計の負担は42万円です。 空き家の管理は難しいですが、家族と話し合うことや空き家のある自治体に相談することも考えてみましょう。 出典 総務省 固定資産税 国土交通省 固定資産税等の住宅用地特例に係る空き家対策上の措置 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部