“崖っぷち”なでしこジャパンがブラジルに劇的逆転勝利 後半アディショナルタイムに2点奪う 【パリ五輪】
◇パリオリンピック2024 サッカー女子 グループC 日本2-1ブラジル(大会3日目=日本時間29日 パルク・デ・プランス競技場) 【画像】スペイン戦で鮮やかな直接フリーキック弾を決め喜ぶ女子サッカー・藤野あおば選手 なでしこジャパンがブラジルに試合終盤まで0対1で負けていましたが、後半アディショナルタイムに2得点を奪い、逆転勝利しました。 初戦でスペインに敗れた日本は、前半19分、カウンターから宮澤ひなた選手が駆け上がると、田中美南選手へパス。フリーでシュートを放ちますが、枠から外れます。 さらに前半アディショナルタイム、再び宮澤選手がボールを持ちパスを出すと、守屋都弥選手がシュート。これが相手選手の右手に当たってPKを獲得します。キッカーは田中選手。しかし、ゴール右下を狙ったシュートは、ゴールキーパーに読まれゴールならず。前半を0対0で終えます。 すると後半11分でした。一瞬のすきをつかれ、ブラジルのジェニフェル選手にゴールを決められた日本。先制点を奪われます。 それでも諦めない日本は、後半アディショナルタイム、右サイドを攻めると、途中出場の19歳、谷川萌々子選手がドリブル。ペナルティーエリア内で相手選手がスライディングし手に当たったように見えましたが一度はプレーが流れます。しかし、主審がビデオ判定を要求。これが、PKの判定に変わります。 キッカーはキャプテンの熊谷紗希選手。長めの助走からシュートを決め土壇場で同点に追いつきます。 さらに攻め続ける日本、ブラジルが自陣でパスを回していると、これをセンターライン付近で途中出場の清家貴子選手がパスカットし駆け上がります。一度はブラジルにボールを奪われますが、相手のパスを谷川選手が、一瞬の隙をつき、ダイレクトでシュート。これが決まり勝ち越した日本。後半アディショナルタイムだけで2得点を奪いブラジルに2対1で勝利。今大会初勝利をあげ勝ち点3を獲得しました。