寂しさも…子育てはひと段落 “旅立ちの春”門出の高速バス停留所 希望や不安が交錯 故郷を後に…出発する人、見送る人
旅立ちの春です。東京や名古屋へ向かうのに高速バスが欠かせない長野県の南信地域。年度末は進学や就職で、都会に出る若者の利用が増えます。3日間、飯田市の停留所で、出発する人、見送る人に話を聞きました。
特に3月は、通常の月の4割増し、1日300人ほどが乗車します。
バスを待つ飯田市の吉野さん親子。 賢太さん(18)は、この春、高校を卒業、名古屋の大学に進学します。 名古屋の大学へ・吉野賢太さん(18): 「引っ越しの準備で名古屋に向かいます。ちょっと寂しい気持ちもあるけど新しい生活がワクワクする感じがします」
賢太さんは3人きょうだいの長男。 親元を離れ、初めての一人暮らしです。 名古屋の大学へ・吉野賢太さん(18): 「人間関係とか、うまく築けるかなと、一からなのでという不安はありますね」
母・かおりさん(49)はー。 母・かおりさん(49): 「長男が行くのは寂しいですね。初めての子だったのでいろいろ私も手探りでやってきて一緒に成長できる部分もあったかなと思います。人間関係うまくいけば何でもスムーズにいくと思っているので、今までお友達に恵まれてたので、またそういうお友達に出会ってくれればなと思ってます」 一緒に名古屋へ、親子で引っ越しの準備です。
■親に感謝 旅行をプレゼントしたい
3月26日―。 雨を避けてバスを待つ春から新社会人の小笠原輝星さん(18)。元高校球児です。 愛知の企業に就職・小笠原輝星さん(18): 「練習試合だと、クリーンナップ打たせてもらったが、公式戦はあまり出られなかった」
小学2年から野球を始め高校は岐阜の強豪校へ。親元を離れ、寮生活を送りながら練習に励んできました。 愛知の企業に就職・小笠原輝星さん(18): 「頑張った方ではあるのですが、あと一歩みたいな。甲子園に行きたかったのですが、大垣日大という岐阜の強豪校に負けたのでそこが悔やまれるけど、自分らしさで頑張ったので良かったです」