中国外相、20日に訪豪 関係修復、人権で対立点
【シドニー共同】オーストラリアのAAP通信は14日、中国の王毅外相が20日にオーストラリアの首都キャンベラを訪問すると報じた。両国は、経済面で最大の懸案だったワイン制裁関税が解除される方向となり、関係修復が進む。人権問題では中国系オーストラリア人作家ヤン・ヘンジュン氏が中国の裁判所で執行猶予付き死刑判決を言い渡されるなど対立点が残っている。 公共放送ABCは、2017年に当時の李克強首相が訪れて以来のハイレベルの要人訪問だと伝えている。 王氏の訪問受け入れには慎重論もあったが、中国との対話を重視するアルバニージー首相やウォン外相の意向が反映されたとみられる。