冬の味覚の販売会「小長井牡蠣」最近の水温低下で身入り&味ともにいい出来《長崎》
NIB長崎国際テレビ
諫早の冬の味覚「小長井牡蠣」シーズンが到来です。 特別販売が行われました。 夏の高水温の影響で生育が遅れたものの、例年並みの水揚げになる見通しです。
栄養たっぷりで身縮みが少ないのが特徴の「小長井牡蠣」。
諫早市役所前で行われた特別販売会では、500袋が限定で販売されました。 また、しぐれ煮やオイル漬け、カレーなどの加工品も並び、買い求める客で賑わいました。
(買い物客) 「味の濃さが違う。ほかのカキとは全然違う。蒸し焼きで食べる」 (雲仙市からの買い物客) 「毎年、小長井のカキをわざわざ買いに行っている。クリスマスパーティーで焼いて食べる」
今年、佐世保市の九十九島では海水温の上昇などが影響し、カキが大量に死滅。 年間の水揚げは例年の3割程度となる見込みで、来年2月に予定していたイベントは中止になりました。
一方、小長井牡蠣は夏の高水温の影響で生育が遅れましたものの、へい死するカキが少なかったそうで、シーズン中の水揚げは例年並みの200トンほどになる見通しです。 ここ数日で水温が下がったことで身入り、味ともにいい出来だそうです。
(諫早湾漁業協同組合 鶴田 政文さん) 「年明けになると、カキ焼きシーズンに入っていくので、そちらも今以上においしくなる。ぜひ小長井の方まで足を運んでもらいたい」 小長井かきは、長崎市でも特別販売を行うということです。